川崎市長室への面会・ご報告

私たちの主張を申し入れるべく、2002年1月24日(木)川崎市長室へ直参し、
みなさんにご協力いただいた全署名を添えた陳情書を届けてきました。



  面会日時 1月24日(木) 午前9時30分より約1時間15分



  出席者    『鷺沼地域の住環境を守る会』有志代表 4名



  先方の主席者

    市長室秘書部長
    まちづくり局 局長
    まちづくり局 次長
    まちづくり局建築指導課ご担当者2名
    まちづくり局開発指導課ご担当者
    環境局影響評価室ご担当者           全7名


  提出した書類
 
  1. 市長への陳情書
  2. まちづくり局への陳情書
  3. 署名簿 7180名分
    (なお、市議会への請願書は12月中に提出済みで、署名簿は同じ分を添えてあります)

 また、個人名での市長への陳情として以下の手紙を2通 

  4. 環境影響評価のあり方についての市長への手紙
  5. 小中学校の現状を訴え、新設を望む陳情書


 まず最初に市長室秘書部長の方から、この陳情書は市長に必ず渡し、読んでいただける旨のご説明があり、確かにお約束していただきました。市長は市民からの手紙は毎日前日までに届いた分すべてに目を通し、関係部署に速やかに指示を出しているとのこと。いままでより、よりいっそうの早期回答、市政への反映を実現できるようにしていくとのことでした。

 次に両陳情書を読み上げたのち、署名簿と共に受け取っていただきました。
その後内容の補足説明、我々の訪問の目的について説明。その内容の要約は次の通りです。(詳しくは陳情書の内容をご覧ください)。 

(陳情内容要旨)

 建物の高さ、規模共に大きすぎる上に道路からのセットバックも少なすぎる。数字の上では合法であっても、周辺住民に対してあまりにも配慮がない。環境影響評価の項目である風害は予測も防止も不可能。工事車両、併用後の一般車両の交通量増加の予測もよくみると大変甘く、ごまかしと言わざるをえない予測数値となっている。公開空地の取り方も明らかに法の悪用で、違法ではないが常識の範囲を超えている。近隣住民が利用しやすい形態に変えない限り、建物の建築は容認できない。都市マスタープランの素案ができている以上、それに沿った計画にするよう指導して欲しい。
 この住宅地は、皆で条件を守りあって住みよい環境を保全してきている。その中で高さの適用除外をあてはめるのは、大変無理がある。商業地の中でこそ生きた法律であることをふまえた指導をお願いしたい。
 また、事業者にとっては採算のとれる規模で計画しているものと思われるが、行政においては目先の採算でなく、ずっと先を見越した判断を下していただきたい。

 この陳情に対し、まず、行政は市民の代表である議会の決定を尊重するとの回答を得ました。今回我々が提出している請願は市議から選出された‘まちづくり委員会’で必ず審議されることになっている、これは一般的に不採択になることはまずありえず、採択あるいは継続審議となる、とのことでした。

 面会後、市役所付き記者クラブにて、記者会見を開いてもらいました。朝日、毎日、読売、サンケイ、神奈川新聞社の方々が出席してくださり、30分にわたって話を聞いていただけました。近隣住民の訴えと影響の大きさを充分説明してきました。この様子はさっそく翌1月25日、神奈川新聞等に掲載されました。

 なお、請願についての委員会の審議はまだ日程が未定だそうです。決まり次第連絡がありますが、その時まで追加署名を持ち込めるとのことです。


 また、市議会まちづくり委員会の方々が
   現地の視察に来ることになりました。

日時は2月1日(金)午前11:00前後。1本でも多くノボリ旗を立てて、反対の意思表示をしたいと思います。また、ご協力いただける方にはできる限り当日ご在宅いただき、さらに(1)見学に行く (2)車を出して、交通量が多くなったときにどのような状況になるか見せる といったご協力をお願いしたく存じます。その時間帯はちょうど幼稚園の送り迎えの始まる前で、あいにく最も静かな時間帯です。それを見て判断されては困ります。ご理解とご協力をお願いいたします。視察のバスが到着したら、『鷺沼地域の住環境を守る会』内では連絡経路を作っておき、一斉に連絡し合おうと考えています。会の名簿に入っていない方でご協力いただける方がいらっしゃいましたら、あらかじめ連絡先をお知らせいただけたらと思います。

反対運動はこれからがいよいよ本番です。引き続き皆さんのお知恵、お力を出しあっていただきたく、お願いいたします。



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