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川崎市市長 阿部 孝夫 殿
平成14年7月31日に公告された(仮称)「鷺沼4丁目プロジェクト」に関する条例影響評価審査書(以下「審査書」)に対して、指定開発業者が提出した条例環境影響評価評価書(以下「評価書」)は、審査書に従った内容となっていないにもかかわらず、環境評価室はその不十分な内容のまま評価書を決裁しました。住民は再三にわたりこの環境評価室の行為に抗議し、評価書の再提出を求めてきました。しかしいまだに環境評価室はこの抗議を無視し続けています。 審査書に書かれた 『本事業における「川崎都市計画高度地区制限の適用除外」を適用しない場合での計画案を総合的見地から比較を行い、その有効性について、評価書の中に記載すること。』という内容に対して、評価書では、僅か数十行の文章のみで、図面も添付せず、これでは総合的見地から比較したとは到底認められません。環境影響評価の全項目で比較しなければ、その有効性は論じられたと言えません。 「川崎市環境影響評価に関する条例第25条2 指定開発行為者は、前項の規定により送付を受けた条例審査書を遵守しなければならない」という条例に明らかに違反していると思われます。 また、まちづくり局は関係住民が評価書の不備を指摘したにもかかわらず、これを無視し、「鷺沼4丁目プロジェクト」の議案を建築審査会にあげたことは、市の不正行為であり、厳重に抗議いたします。かかる一連に対して、住民は、川崎市行政による特定業者に対する便宜供与にあたるとみなし、関係職員を厳しく処分することを要求します。 |
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