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●市職員と事業者の癒着とおぼしき不可解な事実究明(この件に関する詳しい経緯はこちらをごらんください)のために、2002年10月27日付で出していた質問状に対して市長から回答が来ました。 ●しかし、この、市長からの公的文書である回答文に、事実と異なる記述が含まれており、私たち住民はさらに疑念を深める結果となりました。その疑念を明らかにすべく、また新たな質問状を、改めて阿部孝夫市長宛に提出しました。 ●以下に、それら一連の文書を掲示します。ご覧ください。 |
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川崎市長 阿部孝夫 殿
(仮称)「鷺沼4丁目プロジェクト」に関して、平成13年11月27日、川崎市まちづくり局開発指導課 織茂光晴氏、建築指導課 足利啓一氏、環境局環境評価室 川邊清三氏、環境評価室 関口正敏氏の計4人は、川崎市鷺沼4丁目在住の国会議員を、同議員の要請がないにもかかわらず訪問しました。 平成14年10月17日の川崎市職員による、公開質問状に対する現地説明会においてこの事実を詰問したところ、織茂氏はこの事実を認め、当時の収入役 小川氏の指示により、このプロジェクトの説明に行ったと発言しました。 しかし、一民間事業者が計画しているプロジェクトについて、先方から依頼もないのに、市職員が公務中に一国会議員のところへ説明に行く正当な理由がまったく見当たりません。 同議員が住民であるとはいえ、国会議員としては本プロジェクトについてはまったく無関係で、本人も当惑するものであり、我々地域住民はこの市職員の行為はまったく理解できません。 この市職員の行為は、(仮称)「鷺沼4丁目プロジェクト」に対する近隣住民による反対運動を押さえるためとしてしか、住民として考えられず、公正な立場に立つべき市職員の行為を逸脱しているものと思われます。この行為は公正なものとは考えられず、地方公務員法第30条の服務根本基準に違反していると思われます。 この重大な事実について、川崎市長は、事実関係を調査し、明確なる理由を住民に示してください。明確なる理由が住民に示されない場合、住民は、市職員の公正さを欠いた行為と判断せざるを得ず、上記4氏の罷免請求、行政不服審査請求等、更なる市民運動へと発展させる考えであります。 この文書に対する回答は、(仮称)「鷺沼4丁目プロジェクト」の開発許可申請提出の前、および建築審査会に提出前にお願いいたします。 |
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14川ま庶第924号 鷺沼地域の住環境を守る会 代表 様 川崎市長 阿部孝夫 日頃から、市政についてご理解、ご協力をいただきありがとうございます。 平成14年10月27日付けで提出されました公開質問状についてでございますが、鷺沼4丁目在住の国会議員に対するまちづくり局職員および環境局職員の訪問説明は、平成13年11月8日に当時の収入役が 鷺沼プロジェクトについて同議員からの問い合わせを受け、11月13日に担当職員が同議員宛電話にて連絡の上、11月27日に面会し、開発等に必要な手続等について説明したものでございます。 いずれにいたしましても、担当職員は関連法令(条例、規則等)に則って、公務員として常に公平公正な立場で対応しておりますので、ご理解のほど、お願い申し上げます。 |
| ※文中、文字強調をほどこしたように、この文書では「議員氏が、収入役に直接問い合わせをして」かかる一件が生じた、と記していますが、次の再質問状(20)に明示したとおり、これは事実と異なります。 |
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川崎市長 阿部孝夫 殿
川崎市職員の4氏(まちづくり局開発指導課 織茂光晴氏、建築指導課 足利啓一氏、環境局環境評価室 川邊清三氏、環境評価室 関口正敏氏)が、平成13年11月27日に、「(仮称)鷺沼4丁目プロジェクト」に関して、川崎市宮前区鷺沼4丁目在住の国会議員を訪問した件に対して、改めて質問させていただきます。 前回の私共からの質問状に対する回答文(平成14年11月26日付)では、「この市職員の訪問説明は、平成13年11月8日に当時の収入役が鷺沼4丁目プロジェクトについて同議員からの問い合わせを受け、11月13日に担当職員が同議員宛電話にて連絡の上、11月27日に面会した。」とありました。しかし、この回答文を受けて、平成14年12月5日に『守る会』代表が直接同議員本人に確認をしたところ、ご本人は「1年前のことなので細かいことは覚えていないが、市に対して直接その時点で訊ねたことはない。但し、間接的に『自分は国会議員としてでなく、一住民個人として、このプロジェクトに懸念を抱いている』旨を言ったことがあるので、市がこれを伝え聞いて私を訪ねて来たものと思われる」と仰有っています。 同議員のこの言葉からして、住民と業者がまだ具体的に話し合ってもいない当時の段階で、同議員から直接積極的に問い合わせがなかったにもかかわらず、何故、事業者でない川崎市役所、それも最も中立でなければならない関係者が4名も同議員を訪れる必要があったのか、住民は納得できません。 一個人としての同議員の発言に市の役人が素早く反応した事は、業者との癒着ともとられかねない行動であり、また平成14年11月26日付けの市からの公式回答は、あたかも同議員が積極的に問い合わせたかの如きニュアンスであり、同議員の発言と食い違いがあります。 この事は同議員の名誉にも関わることであります。勿論「担当職員が常に公平公正に対応」してはいないという当初の問題にも深く関わってくることかと存じます。いま一度この不可解な事実を精査され、私ども市民が十分納得しうる明確なる真実を、それも速やかにご返答くださるようお願い申し上げます。 |
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