東京電力は10日、福島第1原子力発電所4号機の使用済み燃料プール内部を撮影した水中カメラの映像を公開した。目印を付けたワイヤを一緒に下ろして透明度を測り、プール内の視界が約5メートルであることを確認した。散乱するがれきが映り、撤去方法などの検討に入る。4号機は廃炉に向けた工程表で最初に燃料を取り出すことになっており、今後もプール内の状況を詳しく調べる。
9日に撮影した。建屋が爆発した影響で、プール内にもがれきが落ちているが、燃料本体や燃料を収める棚などに損傷は見られなかったという。
4号機のプールには1~6号機の中で最も多い1535本の燃料がある。事故直後は水温が約90度まで上昇、燃料の損傷が懸念された。その後、代替の冷却装置が稼働し10日午前11時時点での水温は25度まで下がっている。4号機のプール内を撮影したのは昨年5月以来。今後もカメラを入れて調査する。4号機の燃料は2013年末までに取り出しを始める予定。
東京電力、福島第1原発、燃料プール
日経平均(円) | 8,947.17 | -55.07 | 10日 大引 |
---|---|---|---|
NYダウ(ドル) | 12,801.23 | -89.23 | 10日 16:30 |
英FTSE100 | 5,852.39 | -43.08 | 10日 16:35 |
ドル/円 | 77.61 - .62 | -0.07円高 | 11日 5:48 |
ユーロ/円 | 102.21 - .24 | -0.75円高 | 11日 5:48 |
長期金利(%) | 0.975 | -0.010 | 10日 17:21 |
NY原油(ドル) | 98.67 | -1.17 | 10日 終値 |