岩隈　キャンプ地でブルペン入り　マスクは新女房役オリボ

　マリナーズに入団した岩隈久志投手（３０）＝前楽天＝が９日、アリゾナ州ピオリアの球団キャンプ施設で初の本格ブルペン投球を行い、計２６球を投げ込んだ。女房役となる３歳上のオリボが捕手役を買って出るなど、１２日のキャンプインを前にチームメートに対する“つかみ”はＯＫ。メジャー投手としての第一歩を踏み出した。

　準備は万端だ。岩隈は先月２９日に本拠地球場セーフコフィールドで入団会見を行った後は、シアトルで新居など生活環境を整え、今月５日からピオリアに移動して“ミニキャンプ”を張っていた。前日８日に実戦用スパイクが届いたことからブルペンに入ったという。球団関係者は「この日は守護神リーグと一緒に練習し、岩隈から英語で会話を求める場面もあった」とした。

　米メディアはフェルナンデス、バーガスに次ぐ先発３番手と期待しており、岩隈も入団会見では「オープン戦からしっかりとアジャストしていけるようにしたい」と自信たっぷり。アリゾナの強い日差しのなか、デビューシーズンへの土台をしっかりとつくる。