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【サッカー】

岡ちゃん見たさに1200人!! 平日なのに…杭州は清水に白星!!

2012年2月11日 紙面から

きめ細かな指示を与える岡田武史監督=10日、静岡市清水区の三保グランドで

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 前日本代表監督の岡田武史監督(55)率いる中国スーパーリーグ・杭州緑城が10日、静岡市の三保グラウンドで清水と練習試合を行い、3−2と逆転勝ち。就任後、初のJクラブとの対戦を白星で飾った。平日にもかかわらず、1200人の観客がグラウンドにかけつけ、テレビカメラ9台が指揮官に注目。逆転勝ちした試合後、人気健在もアピールしたとあって、指揮官はすこぶる上機嫌だった。

 岡ちゃんがピッチに姿を見せると、スタンドから歓声があがった。平日の昼にもかかわらず、清水の三保グラウンドは人、人、人。試合中、バックスタンドを開放して、約1200人を収容した。「なでしこで忘れられていると思ったけど、覚えててくれたね」と、指揮官も驚いた人気ぶりだった。

 若返りを図った指揮官は清水戦で、就任後に昇格させた8人のユース選手を積極的に起用した。日本をベスト16に導いた2010年W杯南アフリカ大会同様、4−2−3−1の布陣で前線から積極的なプレスをかけ、ショートパスをつなぐサッカーを展開。「(選手は)緊張して、最初は全然できていなかった」。指揮官が振り返ったように、序盤はボールを奪ってもミスで攻めきれず、1本目は0−0。2本目は先制を許すも、同19分に左サイドの崩しから同点に追い付き、23分には清水GKのキックミスなどにも助けられ、故障者続出とはいえ、清水に逆転勝ちした。

 「内容はまだまだ。レベルを上げなくてはいけない。ただ、技術だったら(中国は)日本人より上。自立、判断ができるかだけど、日本人より純粋で、日本から学ぼう、レベルを上げようと一生懸命。シャツが1枚しかなかったり、お湯が出なかったりしたけど、それは大した問題ではない」と指揮官。人気健在に気をよくしたのか、中国での新たな挑戦に、早くもやりがいを見いだしているかのようだった。 (相原俊之)

 

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