関本、曙ジャーマン葬で３度目防衛

　「全日本」（１１日、大阪松下ＩＭＰホール）

　歴史的快挙だ。アジアタッグ選手権試合は王者の関本大介（３１）、岡林裕二（２９）組が曙（４２）、浜亮太（３２）組の挑戦を退けて３度目の防衛に成功。関本が曙に決めたフィニッシュは、あまりにも衝撃的な原爆固めだった。

　曙の後ろに回った関本は何度も原爆固めにトライしたが、体重２１０キロの巨体は上がらず。そこに走り込んできた岡林がラリアートをブチ込み、曙の体が浮いたところをついに投げきった。崩れかけたブリッジを立て直して３カウント。曙を投げきって固めるという、今まで誰もできなかった“偉業”を成し遂げた。

　関本は「曙を投げたぞ、ジャーマンで！」とエキサイト。「オレは投げると言った。そのために毎日血の汗がにじむ練習をしてきた。思い続ければできないことはない」と、胸を張った。

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