社民党の役員人事で、福島党首は、重野幹事長を再任したい考えですが、先の党首選挙で対立候補の擁立を模索した議員らは、党勢衰退の責任を明確にすべきだとして、幹事長の交代を求めており、党内対立が再燃する形となっています。
社民党の福島党首は、先月告示された党首選挙で、無投票で5回目の当選を決めたことを受けて、今月下旬の党大会で決定する党役員人事の調整を進めており、重野幹事長ら今の執行部を再任したい考えです。
これに対し、党首選挙で、対立候補の擁立を模索するなど、福島氏の党運営に批判的な照屋国会対策委員長と阿部政策審議会長は、「党勢が衰退している責任を明確にすべきだ」として、重野幹事長の交代を求めています。
このため、福島氏は、執行部機能の強化を図るとして、新たに「党首代行」のポストを設け、又市副党首を充てることで、重野幹事長の再任に理解を得たい考えですが、照屋氏と阿部氏は、主張が受け入れられなければ、みずからの再任を辞退する構えで、党首選挙で表面化した党内対立が再燃する形となっています。
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