重慶副市長、北京に連行か=「暗殺」恐れ米亡命図る―香港紙
【香港時事】11日付の香港各紙は、6日から7日にかけ中国・成都(四川省)の米総領事館をひそかに訪れた重慶市の王立軍副市長(前市公安局長=警察本部長)について、国家安全省幹部が8日に北京へ連行したと伝えた。重慶市政府は「過労で休暇を取り、治療を受けている」と発表していたが、実際には米総領事館訪問や過去の汚職疑惑について取り調べを受けているとみられる。
各紙は、8日朝の成都発北京行き旅客機の搭乗記録などを基に、王副市長を連行したのは国家安全省の邱進次官や公安省幹部らだったと指摘。邱次官は胡錦濤国家主席と同じ共産主義青年団(共青団)出身だという。
各紙や海外の中国反体制派系サイトの情報によると、王副市長は米総領事館で政治亡命を申請したが、拒否された。このため、自分の身柄を重慶市当局ではなく、中央政府に引き渡すよう要請。米側から連絡を受けた中央政府が国家安全省幹部らを派遣した。王副市長は「薄熙来(共産党重慶市委員会書記)による政治的暗殺を避けるため逃げて来た」と話していたという。
[時事通信社]
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