2008年8月の記事

小学校のPTA新聞に作文が載ったときの話

小学生の時
自分が書いた作文が PTA 新聞だったかに載ったことがある。

修学旅行で山口県の秋芳洞に行ったときの感想文だった。
きれいだなーと思ったので
きれいだなーと思ったと書いたら
先生のお気に召したらしく、掲載されることになった。

ただ、実際にできあがった新聞を見ると
文面が少し違う。

確か、鍾乳洞の美しさを描くのに

あまりに美しくて、とても自然にできたものだとは思えませんでした。人工的に作られたものじゃないかと思うくらいきれいでした。

といった感じのことを書いていたはず。

まあ今だったら
「自然が作り出す美」がどうこうというところに焦点をあてて
それらしいことを書くんだろうけど、
その時は
「自然にできるもの → 不規則な形」
「幾何学的な美しさ → 人工物」
というイメージで書いたんだと思う。

ところが掲載された作文では
この人工的に云々という部分が消されていた。

それを見たとき、まあだいたい何が起きたのかはわかった。

自然の力に驚嘆すべき話の流れで
「人工物かと思うくらい綺麗」はよろしくないな、
という理由から
先生か PTA 新聞の編集の係の保護者かが
それらしい文面に直してくれたのだろう。

二重に残念だった。

ひとつは、せっかく自分が見たものの感想をそのまま書いたのに
それが書き換えられていたこと。

もうひとつは、
「こういうときは『自然物 > 人工物』という流れで書くものだけど
 この子はそういうのがわからない子」
と解釈されたらしいこと。

わかってますよそれくらい。
でも百枚皿の印象を表すには
どうしてもその表現が必要だったんですよ。

納得できないことがあったら
追求するタイプのガキだったけど、
このときは何だかそうする気も起きなくて
誰にも言わずそのままにしておいた。

その代わり
新聞と名のつくものに書かれていることに関して
何か大切なことを学んだような気がする。

関連エントリ

配達記録が廃止される件について

配達記録が廃止されるかもしれない。

時事ドットコム:配達記録郵便を廃止=事務効率化で−簡易書留は値下げ

郵便事業会社は25日、金融機関などが発行するカードの発送などに使われ、受取人に押印やサインを求める「配達記録郵便」の廃止認可を総務、国土交通両省に申請したと発表した。事務効率化のためで、認可されれば、11月17日で廃止する。

その代替措置がこれ。

代わりに、差出人に受領証を渡すが、郵便受けに配達する「特定記録郵便」を同日付で開始する。

それでは意味がない。まったくない。

この「特定記録郵便」というのは
配達記録より50円ほど安く提供されるとのことだが、
その価値の差はとても50円で埋まるものではない。

誤配の現状はどうなってるの

そもそも「郵政事業会社」は
郵便受けに投函されるタイプの郵便物が
どれくらい誤配されているかを把握しているのだろうか。

自分の郵便が他人の郵便受けに入っていたり
その逆があったりで
特にここ数年はかなり頻繁に起きているように思う。

ただし実態調査は難しいだろう。
不可能かもしれない。

誤配に気づいたということは
間違って配達された人が親切にも入れ直してくれたということであって
気づかれなかった場合や面倒だと思われた場合は
そもそもその郵便物の存在にすら気づけないのだから。

そう考えると
これまで記憶に残っているもの以外にも
たくさんあるんじゃないかという気がしてきた。
もう確認のしようもないが。

誤配は誰のせいか

郵便の人と話す機会があったので
この件について何とかならないのかと言ってみたのだが、
「なくなったら困るものを普通郵便で送る方が悪い」
という趣旨の回答だった。
言い方はもっと丁寧だったけど。

その回答自体は正当なものだと思う。
人間のすることだから間違いはあるし
現状の郵便料金ではそれが限界なのだろう。
と信じたい。

確実に届けたかったら、
それなりの料金を払ってそれなりの制度を利用するべし
というのは間違っていないように思う。
思いたい。

確実に届けるために

なので最近
届かないと困るものはすべて配達記録にしている。
少々余計に(210円)かかるが、
その郵便物が「なかったこと」になるより遙かにマシだ。

配達記録だと直接手渡しをしてもらえるので
たまたま泥棒が入っていて代わりに受け取ったとか
そういうことでもなければ確実に渡るだろう。

新制度は無意味

それに対して
今回の代替措置となる「特定記録郵便」では
まったく意味がない。

差し出したことの証明があっても
郵便受けに入れて終わりだから
「確かに配達した」と言われたらそれでおしまい。

これでは誤配があった場合
(そして現状を考えるとなくなるとはとても考えられない)
もうどうすることもできない。

簡易書留があるけど

もう一つの措置として

同時に、受取人に押印などを求め、一律5万円までの補償が付く「簡易書留」の同取扱料を350円から300円に引き下げる。

ということになったようだ。

簡易書留なら直接渡しでサインを取ってくれるから
目的にかなう。
ただし値下げ価格で考えて、配達記録より90円増し。

簡易書留には5万円までの補償がつくので
配達記録より手篤いのだが、
値段のついている商品ならともかく
たとえば契約書なんかは
そのものが金銭的価値を持つわけではないから
補償がついていても意味がない。

ということは値上がりと同じ

「特定記録郵便」では
郵便物を誤配から守るという目的を果たすことができないので
結局 配達記録が廃止されたら
簡易書留を使うしかなくなるが、
補償ぶんの掛金は無駄になるわけだから
実質的には配達記録が値上がりするのと同じだ。

もちろん補償込みで簡易書留を頻繁に利用する人にとっては
いい話だろうから
値上がりだと文句を言うのは個人のわがままかもしれないが。

ともかく、もうついでに勝手なことを言うなら
簡易書留の値下げではなくて
配達記録の値上げをしてくれた方がいっそすっきりする。

みんなどうしてるの

一般的には
なくなったらとっても困ると思われるものでも
普通郵便で送られてくることが多い。

いつも思う。誤配されたらどうするの。
誤配はそんなにないと思われているのか、
そもそも誤配の可能性なんて意識もしないのか。

絶対確実な方法なんてないから
もしかしたら届かないかもしれないという可能性については
もう考えないものとする
という前提なんだろうか。

過去に何度かそういう目に遭っているから
誤配を想定して郵便を送っているのだが、
こんなに気にする方が変なんだろうか。

なくなったら困る郵便物、みんなどうしてるんだろう

それはそうと

誤配された郵便物で
最も強く印象に残っているのは
クレジットカードの利用明細。

間違って別の部屋に配達されていたらしい。
一度開封された状態のものが郵便受けに入れられていた。

要するに間違って受け取った人が何気なく開封して
これは自分のではないと気づいてから
部屋番号をみて親切に入れてくれたわけだ。
利用記録は晒された状態だったが。

その人は間違いに気づいて
じろじろ見たりせずに
すぐ入れ直してくれたのだと思っているが、
利用明細を見ればいつどこで買い物をしたかがわかる。
何かとても人には言えないようなものを買ってたらどうしますか。

いや心当たりはないけど可能性として。

関連エントリ

説教オヤジが妻のために生きる

shiozy という HN のブロガーがいる。

かつては
酒もあおるし女も泣かすという
桂春団治から落語を取ったような人だったらしいが、
ある出来事をきっかけに人生の方向性が大きく変化。

 私の人生の中で一番大きな出来事、それが「妻の介護」でした。五十五歳の若さで妻が脳梗塞で倒れました。幸い一命をとりとめましたが、右半身不随・失語症という障害を負うことになりました。

そこから始まる新たな人生を描いたのがこれ。
著者から直接ご賜本いただいた。

妻のために生きる

妻のために生きる

塩崎周司@shiozy (著)

 [ Amazonで詳細を見る ]



タイトルからもテーマからも
何だか悲壮な決意に満ちた一冊のように見えるが、
そういう連想からはほど遠い内容だ。

妻の介護を中心とする生活は
端から見るより遙かに険しいものなのかもしれない。
しかしそれを感じさせない内容だった。

むしろそんな毎日がおもしろおかしく描かれている。
実際、不覚にも読んでいて笑ってしまったし。

勝手な解釈かもしれないが
それもこれも
shiozy さんが妻と過ごすこの介護生活を
楽しんでいるからではないかと思う。

芸のためでもないのに女房を泣かすような人だった説教オヤジが
家事をしたり妻を着替えさせたり
ブログを書いたり波瀾万丈な人生を振り返ったり
新聞に連載記事を書いてみたり
団塊のオヤジ仲間たちに余計なことを言ってみたり
あちこちのオフ会に参加したり。

いずれも妻の介護というきっかけがなかったら
経験しなかったことではないだろうか。

筆者は妻の回復を子どもの成長になぞらえているが、
成長しているのはむしろ筆者の方なのではないかと思えてくる。

妻のために生きると決めた筆者はむしろ
妻のおかげで生きているのかもしれない。

人と関係を持って生きている限り
介護の問題を「ないこと」にはできない。
きっとどこかで、何らかの形で触れることになる。

せっかく向き合い方の一つの可能性が示されているのだから
shiozy の介護生活を垣間見ておくのもいんじゃないだろうか。

Amazon キャンペーンだそうです

さて、詳細は著者本人のブログに書かれているけど

8月25日に Amazon のキャンペーンをやるとのことなので
買ってみようと思う方は
せっかくなのでこの日(というか今日)にしたげてください。

キャンペーンだけど特典はありません!という潔い企画。
要するにこの日の瞬間最大風速を狙いたいということですね。
よかったらご協力を。

ただしちょっとアレな点

この説教オヤジのブログに
ちゃらちゃらとコメントを書いてしまったばっかりに
何かとんち問答みたいな話をふっかけられたので
やたらと長い文で
えらっそうな回答をしたことがある。

そのときの文章が
そのまんま引用というか転載というかされてしまった。
もちろん許可を求められて
「まあいいですけど」と言いはしたわけだが。

というわけでこの本、
いろんな人にぜひ読んでもらいたいような
このブログの読者の皆様には読んでもらいたくないような。

女性専用車両の呪縛

女性専用車両というのがあって
その名のとおり男子禁制。

女性専用車両 – Wikipedia

国土交通省は、「男性のお客様のご理解とご協力の下に成り立っているものであって、強制的に乗車を禁ずる法的根拠もなく、男性のお客様を排除するためのものではありません」としている

とはいうものの、
間違えて男子が乗ってしまうと
極めて居心地の悪い思いをするのは確実だ。

もしかすると周りの女子の多くは
「あーかわいそうに」と思う程度かもしれないが
乗ってしまった男子はそれどころではない。
試練の刻が過ぎるのをじっと待つしかできない。

次の駅が来たらすぐ降りて隣の車両に移動しよういやでもこの女子ぎっしりの車両で駅に着いたときに「降ります」と発言して女子の中をかいくぐって降りることになるるのかそれならもうたくさん人が降りるであろう目的の駅まで行って流れに乗って降りた方がいいのではないかしかしそれまであと数駅この状況に耐えないといけないのかうわーそれも無理。

などと心の中で熾烈な戦いを強いられるのではないだろうか。

想像するにつけ
間違えて女子専用車両に乗ってしまったらどうしよう
という恐怖感は高まっていく。

この恐怖は
男子の精神に対する強烈な呪縛となっているのだなあ
と思ったのがある土曜日のこと。

女性専用車両というのは
だいたい通勤時間帯だけとか平日だけとかなので
土日祝日あたりは関係なし。

そのことははっきりと書かれていて疑念の余地はないし
その日が土曜日であることも間違いない。

なのに、女性専用車両(平日のみ)の表示がされた車両には
やはりほとんど女性しか乗っていなかった。
あとはカップルが少々。

隣の通常車両には
比べるまでもないくらいの密度で人が乗っていて
件の車両の方が快適なのは明らかなのだが
それでもやはり男子は乗れないのだろう。

おもしろく、かつおそろしいものだなあ
と思いながら列車の前に立ち、
やはり目の前にある薄い赤紫色の空いた車両を避けて
2つ向こうのドアから銀色の混んだ車両に乗ってしまった。

関連映画

最も罪の重い犯罪

今朝ちょっと話題になったのでエントリ。

以前どこだったかで聞いた
最も罪の重い(というか最も罰が厳しい)犯罪について
あらためて調べてみた。

それは殺人でも誘拐でもピンポンダッシュでもなく、これ。

刑法

(外患誘致)
第八十一条  外国と通謀して日本国に対し武力を行使させた者は、死刑に処する。

要するに外国をけしかけて
日本に戦争を仕掛けるようしむけるということだけど
「死刑に処する」としか書かれていない。

つまり、必ず死刑。

さらに

第八十七条  第八十一条及び第八十二条の罪の未遂は、罰する。

未遂でも死刑。

日本国および日本国民に対する犯罪で
これ以上罪の重いものはないということね。

ところで、上記の条文の付近を見てて
ふと目に入って気になったのがいくつか。

外国国章損壊等

第九十二条  外国に対して侮辱を加える目的で、その国の国旗その他の国章を損壊し、除去し、又は汚損した者は、二年以下の懲役又は二十万円以下の罰金に処する。

外国の国旗を燃やしたりしたら犯罪です。
このきまりがない国が多いのか、
あっても適用されてないのか、
適用されてもニュースになってないのか、

 前項の罪は、外国政府の請求がなければ公訴を提起することができない。

やられた国の方が文句を言ってないのか。

私戦予備及び陰謀

第九十三条  外国に対して私的に戦闘行為をする目的で、その予備又は陰謀をした者は、三月以上五年以下の禁錮に処する。

もちろん「私的に」といっても
ひとりで、という意味ではないだろうが、
上半身裸で黒タイツのお笑い芸人が
単身で大国に戦いを挑んでいるところを想像してしまった。

しかも

ただし、自首した者は、その刑を免除する。

とあるのでなおさら。

証拠隠滅等

第百四条  他人の刑事事件に関する証拠を隠滅し、偽造し、若しくは変造し、又は偽造若しくは変造の証拠を使用した者は、二年以下の懲役又は二十万円以下の罰金に処する。

あくまで「他人の」であって、
自分の刑事事件に関する証拠を隠すのは
証拠隠滅罪にならない模様。

そもそも犯人が自分の犯した罪の証拠を隠そうとするのは
自首する場合を除いたら当たり前だから
それを罪にするのは変か。

さらに

犯人又は逃走した者の親族がこれらの者の利益のために犯したときは、その刑を免除することができる。

親族愛は認められているらしい。

(追記)
はてなブックマークのコメントで教えてもらいました。

はてなブックマーク – nirakoroのブックマーク / 2008年08月24日

ちなみに犯人が親族に証拠隠滅を依頼すると証拠隠滅の教唆で処罰されます。不思議。

へー。それは確かに不思議。
追加ネタありがとうございました。

全部見てたらきりがないからこのへんで。

法律には詳しくないので
「それは解釈が違う」というのがあったら教えてください。

Gmail の迷惑メールフィルタがちょうどいい具合になってきた件

Gmail の迷惑メールフィルタが厳しすぎて
必要なメールがやたらと迷惑扱いになる
というようなことを何度か書いたが
最近はかなりいい具合に動作している。

たまに迷惑メールが受信トレイに入るけど
この程度なら一向に構わない。
必要なメールが迷惑扱いになることと比べたら遙かにいい。

いい具合になってくると当然
迷惑メールフォルダから
必要なメールを救出するための作業は必要なくなる。

何だか毎日のように行っていた
この救出作業が必要ないとなると
これはこれで寂しいな。

in:spam to:me lang:ja

などと入れて検索してみても
そこには間違ってスパム扱いされたメールはいない。

隣家のバカ犬がうるせえなあと思ってたのに
引っ越してしまっていなくなると急に寂しくなるとか
そいういう感覚に似ている気がする。

関連エントリ

mixi 日記のコメント数を偽装

mixi はちょっと前から
日記の一覧にコメントの数が出るようになった。

  • ふと思ったこと (3) (ナナシ)
  • 海行ったよ海! (msng)
  • 夏はこれから (5) (noname)

こんな感じで。

なので、日記のタイトルを
「今朝の出来事 (136)」
などすると
人の「マイミクシィ最新日記」コーナーには

  • 今朝の出来事 (136) (msng)

と表示されて
たくさんコメントがついているように見える。

これであなたも一躍 一見人気者ですね。
おめでとうございます。

もちろん本物のコメントがついたら

  • 今朝の出来事 (136) (1) (msng)

となってしまうから即刻削除。

イーモバイルから回答がありました

この件について

イーモバイルから電話で回答がありました。

電話でのやりとりはもう省略します。
最終的に伝えられた結論は

「申し訳ありませんが、現在のところ、対応できないという状況です。」

だそうです。

うん、わかりました。
もう自分で何とかしますね。

今やってみたらつながるようなので
とりあえず放置でいいや。

いま困ってる人は
このへんを参考にしたらいいと思います。

とりいそぎご報告まで。

【解決編】Windows の設定を変えて、勝手にファイル/フォルダが消えないようにする

Windows はこんな困った仕様になっている

ということを書いてみたら、
いろんな方がコメントで解決方法を教えてくださった。
みなさつまいもありがとう。

やり方は2通りあるみたい。

  • 簡単だけど使える人と使えない人がいるやり方
  • めんどくさいけど誰でも使えるやり方

ではその2つを。

簡単だけど使える人と使えない人がいるやり方

簡単に設定を変えられる方法があった。

「フォルダ オプション」の「表示」にある
「Web ページとフォルダを対にして管理します。」のところで

080820_folder_setting

一番下の
「対になった部分を両方とも表示しますが、管理は別々に行います。」
を選んで「OK」を押す。

以上。簡単。

簡単なんだけど、困ったことに
Microsoft Office をインストールしてないと
この項目が出ないらしい。

手元の EeePC だとこうなってる

080820_folder_setting

ので、この方法は使えなかった。

めんどくさいけど誰でも使えるやり方

※ 誰でも使えるけど、これは Windows のレジストリを書き換えるやり方です。やる場合はよく理解した上で、自身の判断と責任において行ってください。

Microsoft のサポートサイトに
レジストリを書き換えるやり方が書いてあった。

それよりこっちのサイトの方が詳しいようなので
そちらを参考に。

  1. 「スタート」メニューから「ファイル名を指定して実行」を選ぶ。
  2. 「名前」のところに “regedit” と入力する。
    080820_folder_setting
  3. 「レジストリ エディタ」が立ち上がる。
  4. 左の欄で HKEY_CURRENT_USERSoftwareMicrosoftWindowsCurrentVersionExplorer の順に選ぶ。
    080820_folder_setting
  5. 右の欄の空白のところで右をクリックするか、上部メニューの「編集」を押して「新規」→「DWORD 値」を選ぶ。
  6. 「新しい値 #1」というのができるので、そこを “NoFileFolderConnection” に書き換える。
    080820_folder_setting
  7. 書き換わった “NoFileFolderConnection” のところをダブルクリックする。
  8. 「DWORD 値の編集」ウィンドウが出るので、「値のデータ」のところを「1」に書き換えて「OK」を押す。
    080820_folder_setting
  9. F5 キー(最新の情報に更新)を押す。

以上で設定完了。

テストしてみたら
ちゃんとファイル/フォルダの連動が解除されてた。

今度こそ宿題完了かな。

Windows で勝手にファイル/フォルダが消えてしまう怪現象

解決方法がわかったのでまとめました。こちらもどうぞ。→ 【解決編】Windows の設定を変えて、勝手にファイル/フォルダが消えないようにする – 頭ん中

これ有名な話なんだろうか。
少なくともこの記事を読むまで聞いたこともなかったし
検索してもそれらしい話は見あたらなかった。

禿頭帽子屋の独語妄言 side A: # Windows の怪現象

XXX_files または XXX_file というフォルダ
XXX.htm ファイル

が同じ階層にあるとき、フォルダを削除すると HTML ファイルも同時に削除されてしまうという現象です。

おもしろそうなのでテストしてみたら
確かにそうなった。

以下、テスト結果です。

ファイル/フォルダの削除

まずこんな感じでファイルとフォルダを並べて

080820_windows_files

test_file という名前のフォルダを削除すると、
test.html も一緒に消える。

080820_windows_files

test_files の方を消しても
やっぱり test.html は消える。

080820_windows_files

test.html を削除すると、test_file が一緒に消えて
test_files は残る。

080820_windows_files

ただし、test_file が存在しない状態で
test.html を削除すると
test_files が一緒に消える。

ファイル/フォルダの複製

test.html を複製(コピー&ペースト)すると
test_file も複製される。

080820_windows_files

逆に test_file の方を複製しても
test.html が複製される。

test_files を複製しても同じく
test.html が複製される。

連動するフォルダ名もうひとつ

元記事ではこの現象を引き起こすフォルダ名として
XXXX_fileXXX_files が挙げられていたが、
XXX.files でも同じ現象が起きる。

080820_windows_files

test.html を削除したら

080820_windows_files

test.files が一緒に消える。

逆も同じ。test.files を削除したら
test.html も消える。

複製の連動も同じく発生。

ただし、XXX.file では起きなかった。

連動するフォルダの優先順位

どうやら test.html を削除したとき
一緒に消えるフォルダの優先順位は

  1. test.files
  2. test_file
  3. test_files

となっている模様。

全部やってみる

これらを全部複製したらこんなことになる。

080820_windows_files

自分自身のコピーと
つられてコピーされるぶんが同時にできるので
4つのファイル/フォルダを複製しただけなのに
8つできてしまう。
もうわけがわからない。

発生するOS

上記の画面は Windows XP のものだけど、
Vista でやってみても同じことが起きた。

Windows 98 とか 2000 とか
そのあたりの OS は手元にないのでテストできません。
誰かやってみてください。

で、これ何?

要するにブラウザでウェブページを保存したとき
html ファイルと一緒に関連ファイルを格納するフォルダが作られるので
それが連動するようになっているということだろう。

こういうのを削除するときは
html ファイルと関連フォルダを一緒に消すから
今まで気づかなかった。

IE6 で「名前をつけて保存」すると
XXX.files というフォルダが作られるので
これが最優先の扱いになっているのも納得。

これでいいのか

あんまりよくないと思う。

ウェブページを保存したときにできる関連ファイル用のフォルダなら
そりゃ片方が消えたらもう片方もいらなくなるだろうけど、
こういうファイル/フォルダ名がつくのは
必ずしもそういうときだけじゃない。

禿頭帽子屋の独語妄言 side A: # Windows の怪現象

私の場合は、仕事のファイルとフォルダがちょうどこういう形をしていて、納品する朝になってファイルだけ残そうとしたらこの現象が発生。

ということが実際に発生している。

baldhatter さんの場合は納品前に気づいたようで
特に悲劇が語られてもいないから
復元できたんだと思うけど、
気づかないまま納品しちゃってトラブルになった
ということは実際にあるんじゃないだろうか。

ともかく、

どなたか、実験してみませんか。夏休みの自由研究ということで。

やってみました。
これでいいですか先生。

追記

ブックマークのコメントで
いろんな方から解決方法を教えていただきました。
ありがとうございました。