大阪市阿倍野区の路上で1月、ネパール人男性ビシュヌ・プラサド・ダマラさん(42)が襲われ死亡した事件で、大阪府警は11日、ダマラさんから財布を盗んだとして、いずれも殺人罪で起訴された、同市住吉区の彫り師白石大樹(ひろき)(21)と同市西成区の建築工伊江弘昌(ひろあき)(21)の両容疑者を窃盗容疑で再逮捕し、発表した。
白石容疑者は「伊江(容疑者)が1人でやった」、伊江容疑者は「弁護士と相談しないとこたえられない」と供述しているという。
府警によると、2人は1月16日未明、阿倍野区松崎町2丁目の路上で、暴行されて倒れたダマラさんから現金数万円の入った財布を盗んだ疑いがある。財布はその後、約600メートル離れたマンションのごみ置き場で発見されたが日本円は入っていなかったという。