韓国プロ野球で年俸が1億ウォン(約690万円)以上の選手は過去最多の112人に達した。
韓国野球委員会(KBO)が8日に発表したプロ9球団に所属する選手のデータによると、今年1軍と2軍でプレーするプロ野球選手は、新設されたNCダイノスの選手を含め530人とのことだ。韓国プロ野球が発足した1982年の6球団142人に比べると、球団数は3球団、選手数は3.7倍に増えた。
外国人と新人を除いた選手425人の今年の平均年俸は9440万ウォン(約650万円)。これまでの最高だった昨年の8704万ウォン(約600万円)に比べ8.5%増え、平均年俸1億ウォン時代にまた一歩近づいた。プロ野球発足1年目に当たる82年の1215万ウォン(約84万円)に比べると、7.77倍にもなる。
今年1億ウォン以上の年俸で契約した選手は112人で、10年の110人を上回った。4.7人に1人が1億ウォン以上の高所得者ということだ。最高年俸は、15億ウォン(約1億300万円)で日本からハンファに復帰した金泰均(キム・テギュン)。2位のイ・スンヨプ(8億ウォン=約5500万円)=サムスン=に比べ7億ウォン(約4800万円)も多い。82年に最高年俸だった朴哲淳(パク・チョルスン、2400万ウォン=約165万円)=OB=の62.5倍だ。
ポジション別で見た年俸1位は、捕手が朴勍完(パク・キョンワン、5億ウォン=約3400万円)、二塁手が鄭根宇(チョン・グンウ、3億1000万ウォン=約2100万円)、遊撃手が朴鎮万(パク・チンマン、2億5000万ウォン=約1700万円)とSKの選手が3人いた。斗山では投手・金善宇(キム・ソヌ、5億5000万ウォン=約3800万円)と指名打者・金東柱(キム・ドンジュ、7億ウォン=約4800万円)、LGでは外野手・李炳圭(イ・ビョンギュ、6億ウォン=約4100万円)と同・李晋暎(イ・ジンヨン、5億5000万ウォン)の2人、ハンファでは1塁手・金泰均、ネクセンでは外野手・李宅根(イ・テククン、7億ウォン)、起亜では三塁手イ・ボムホ(4億9500万ウォン=約3400万円)のそれぞれ1人だった。
球団別の平均年俸では、ポジション別1位の選手が1人もいない昨年の優勝チーム、サムスンが過去最高の1億1768万ウォン(約8100万円)で1位になった。最高齢は昨年に続き満42歳の李鍾範(イ・ジョンボム)=起亜=。最年少はNCの新人イ・ヒョンボムで、今月27日に満18歳になる。