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'12/2/10

広島県が独自にエコカー減税


 広島県は、低燃費のクリーンディーゼル車の普及を後押しするため、独自の「エコカー減税」を導入する方針を固めた。2012、13年度に県内でクリーンディーゼル車を新車登録すると、都道府県税の自動車税を翌年度、半額にする。総務省によるとクリーンディーゼル車に対する自動車税の減税は都道府県で初めて。

 クリーンディーゼル車は、マツダが16日に新型スポーツタイプ多目的車(SUV)CX―5を発売。日産自動車、三菱自動車も対象車を販売している。

 軽油を燃料とするクリーンディーゼル車は燃費性能が高く、排ガス中の有害物質が少ないのが特長。エコカー減税では、国税の自動車重量税と都道府県税の自動車取得税が電気自動車やハイブリッド車などと同様に免除されるが、自動車税では対象外となっている。

 県独自のエコカー減税により、排気量2千cc超〜2500cc以下の自家用車は1年分に限り、自動車税が年間4万5千円から2万2500円になる。

 県は対象車種の販売台数の増加が見込めることから、税収に大きな影響はないとみる。20日開会予定の県議会定例会に関連条例案を提案する方針でいる。

 総務省によると、自動車税の独自減税は珍しい。




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