NHK三重県のニュース　津放送局

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マハタの病気にワクチン開発

高級魚の「マハタ」の大量死を防ぐためのワクチンを三重県の水産研究所などが開発し、収益性の高い「マハタ」の養殖の普及につながる成果として期待されます。
「マハタ」は本州以南の海に生息する魚で天然での漁獲量が少なく「幻の高級魚」といわれています。三重県や愛媛県などの沿岸では、「マハタ」の養殖が行われていますが、ウイルスを原因とする「転覆病」による大量死がたびたび発生するため安定した出荷量を確保できないという課題がありました。三重県水産研究所は独立行政法人・水産総合研究センターや製薬会社などと共同で「転覆病」を防ぐワクチンを新たに開発しました。ワクチンは人が食べても問題がない成分で作られ、農林水産省では、安全性が確認できたとして先月、ワクチンの製造と販売を承認したということです。
県水産研究所によりますと、「マハタ」のワクチンが実用化された例はなく、収益性の高い「マハタ」の養殖の普及につながるとしています。
三重県水産研究所の羽生和弘研究員は「経済的な被害が大きい大量死を防ぐことができ、養殖の普及につながる」と話していました。

02月11日　15時02分

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