No.081〜085
 
 No.086:SHADOO! [Burke] 年代不明
 B級バークが誇る軟質ナヨナヨ系シリーズ第4弾! シャッドゥー! クドいようですがやはりグニャッと曲がります。そして御存じのとおり、コイツは軟質ラバーで出来ていまして…(以下省略)。  カラーがブラックなのでちと分かりづらいかもしれませんが、ボディはバグリーのスモールフライに似てまして、ちゃんとエラも表現されてたりします。で、御存じバーク特有のウィードレス方法、“腹出しダブルに待ち針ガード”でございます。
 あるお店にて以前から目をつけていたのですが、ボクにはちと高かったんでペンディングしてました。でもね、このころBBSでバークが盛り上がっちゃったもんだからガマン出来なくてつい、買ってしまいました(笑)。NIPも迷わず空ける!、これが男のルアー道ってやつです(大ウソです。皆さんは御自由に) 。
 ところでコイツ、スミスがバークを扱ってた時には入って来なかったようだし(当時のスミスのカタログには載ってませんでした)、 古いバークのカタログにも載っていないみたい…。これまた局地的に発売されて一瞬に消えたんでしょうか? うしろペラやウィードガード、カラーも相まってなんだか特殊潜航艇ちっくでカッチョイイのに。フローティングみたいなので沈みはしないんですけどね(笑)。
天才度★★  B級度★★★★★ 『釣果が沈黙の艦隊』度★★★★

 
No.087:SMOO[Bagley] 80年代〜90年代
 みんな大好きバグリー! 名は体を表す、とはよく言ったもので、実にピタッとくるネーミングだと思いませんか? コイツ、スムーって言います(実は意味を知らないのだけどこの響きがね、響きが…)。
 エライ平べったく湾曲したカラダ、リップの力だけでなく、この形状も手伝って、ヤル気まんまんな最新ルアーを置き去りにするくらい かなりの深度まで潜ります。カワイらしさと裏腹に実に理にかなったボディシェイプっス。それにサイズ、リップなどのバリエーションも多く、これはバグリーのレギュラーメンバー入りか? などと思ったんですがまんまと消えてしまいましたね(笑)。やはりコミカルな風体が災いしたのでしょう。見た目と実力は必ずしも比例するワケではないので、このあたり、実に無念に思います。
 パワーパックなどはジョークルアーと思われていましたが、その恐るべき実力が知れ渡ったため、
一時はエラい値段で取り引きされてたりしました(やりすぎはよくないっスよ〜!) 。ですから皆さん、もっと視野を広げてヘンテコ実力派ルアーを見つけてみてはいかがでしょう?
天才度★★★ B級度★★ 『名は体を表しすぎ』度★★★★★

 
No.088:BASS SHOT[Olympic] 80年代
 今は亡きオリムピックの後ろから前からルアー、バスショット。
 さて、後方にたたずむ2人のお方は…、そう、コブラでございます。ちなみに右がオリジナルのアクションルアー製、左がしっかりパテント取ったヒノウエ製。『ナチュラルプリント&がさつな作り=アクションルアー』『シール目&リフレクター=ヒノウエ』と覚えておけばまず間違いないっス(オリジナルよりライセンス生産モノのほうが出来がイイ。笑) 。
 で、なぜにココに再登場しているのかって? 
「そんなの、後ろから前から引ける同士だからだろ?」
ウ〜ン、それはそうなんですが、もっと他の理由があるんですね。ヒノウエ・リフレクトコブラとバスショット、実は両方とも『ヨーヅリ』製なんです…。ってことは、オリジナル・コブラのライセンスを取ったヒノウエ製と(コレはパクリじゃないっス。しっかりパテント取得してるから)、それをさらにパクッたバスショット。つまり、『版権とったけどオリジナルでないコブラと、そのパクリを同じ会社がほぼ同時期に製造していた』という、もうなんだかワケの分からなくコトになってます(笑)。今だったら許されないでしょ、きっと。あぁヨーヅリ、ココんちって一体…(さらにこんなヤツまでも。笑)。ちなみに右下PHOTO。左がグラスアイ、右が黒目がカラカラ動くドールアイ。2Verありました。ドールアイはブッ壊れやすくてね…。
天才度★  B級度★★★ 『異父兄弟の同母兄弟』度★★★★★

 
No.089:SAIL SHARK[Lazy Ike] 60年代〜80年代前半
 当時、バイブレーションと言えばソニックと並んでワリと紹介される率が高かったコイツ、セイルシャーク。レイジーアイクのカオと言えたのではないでしょうか。その名のとおり、サメのような巨大な背ビレなんですが、カラダはと言いますと、実にアンバランス。「なんだよ、モーレツにカワイイじゃんか!」ってことになってしまってます。
 バイブレーションの背ビレがどんな役割を果たしてるのか、と言いますと、実はヘッドで受けた水が後方へ流れる時、左右に分かれるコトによって、やがてフィン→ボディの片面で受ける。そう、泳ぎ出しがスムーズになるんですね。
 もっともこのセイルシャーク。そこまで考えていたか分からないくらい極端ですし、ここまでくるとウケ狙いのような気がして仕方がないのです。例によってこの“やりすぎチック”なところがボクらの心を揺さぶるんですね。
 それなりに売れていた気がするので、見た目にそぐわぬ、なかなかのバスキラーだったと思われます。そのワリに市場に出て来づらいので、それはアンダーウォーターの宿命なのでしょう。そう、トップと違って消耗が激しいからっス。でも、たまに見ると激安だったりして(笑)。
天才度★★ B級度★★ 『まめジョーズ』度★★★

 
No.090:BELIEVER(1/4oz.,3/8oz.)[Drifter Tackle] 60年代〜
 アクアリウムシリーズのカモノハシよりさかのぼること数十年。あったんスよ、クチバシとアホヅラを引っさげて現れたヤツが…。
 ビリーバー。ドリフター・タックル・カンパニーの仕業です。あのね、コイツのことカモノハシだとは誰も言ってないようなんですが、この顔つきを見てるとどうもそれっぽい。いや、そうに違いない、とボクはにらんでるんです。「バスがカモノハシなんか喰うか!!」という方、おっしゃるとおりまず喰うワケないでしょう。でもね、モチーフってそういうモノじゃないっス。例えばコッチが“ワカサギ”だと思って投げててもバスには違うヤツに見えてたりすると思うんです。ヘドンの“CRWS”カラーをイワナと認識して喰うのか? ん〜、やっぱりそんなことないでしょ(コレはちと話が違うかな?) 。
 そういえば小さいほう、泳がせるとクルンとひっくり返っておなかを見せてしまい、まともに動きません。フックを大きいモノに替えたりしたんですがどうにもならず結局、放置プレイ(笑)。
天才度★★ B級度★★ 『名前ほど信用できない』度★★★★★
※各年代、アバウトですんで参考程度に(笑)。
 



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