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'12/2/11

ヤクルト福山、10月に閉鎖



 乳製品製造のヤクルト本社(東京)は、福山工場(福山市神村町)の生産移管計画で、同工場の10月の閉鎖を決めた。ヤクルト原料液とヨーグルト製品の生産は、兵庫県三木市に建設中の新工場へ全て移す。

 福山工場は1968年操業。敷地1万3365平方メートルで、工場は延べ2682平方メートル。施設の老朽化が進み、敷地拡張が難しいことから閉鎖を決めた。

 同工場の2010年度の生産実績は原料液1100万リットル、ヨーグルト「ソフール」1780万個。社員49人をはじめ従業員62人が勤務し、希望者は他工場へ配置転換する。

 来年初めの本格稼働を予定する兵庫三木工場は、今夏から段階的に生産を始める。福山工場の田篭恵工場長は「新工場の稼働状況をみながら、福山工場の生産量を段階的に絞っていく」と説明する。

 年間約1万人を受け入れる福山工場の見学は、ことし5月末まで応じる。工場跡地は売却する方針という。

 同社は09年1月、兵庫三木工場の新設決定に併せて、国内工場の再編計画を発表。福山、静岡、京都、熊本の4工場は閉鎖する方針を示していた。

【写真説明】10月の閉鎖が決まったヤクルト本社の福山工場




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