セシウム検出しいたけ 岐阜県内で4キロ販売
自主回収進める
岐阜県は8日、国の暫定規制値を超える放射性セシウムを検出した茨城県産の干ししいたけが、県内で4キロ販売されたと発表した。製造業者や販売店が自主回収している。
製造したのは長野県阿南町の干ししいたけ製造会社「フルタヤ椎茸」。商品名は「厚肉椎茸」で一袋100グラム入り。最大で国の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)の約4倍の2080ベクレルを検出した。水で戻せば放射性セシウムは約7分の1になるため、健康への影響はないという。
長野県飯田市の卸業者を通じて、昨年10月に中津川市坂下の食品販売店「あさひ」に計20袋、昨年9〜11月に下呂市萩原町の食品販売店「マツオカ萩原店」に計20袋出荷し、すべてが販売された。長野県が今月2日に公表し、流通経路を調べる中で、岐阜県で販売されたことが判明した。 (石井宏樹)
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