ジャニー社長　赤西に苦言　結婚事後報告に「責任ある行動を」

　女優黒木メイサ（２３）と結婚した歌手赤西仁（２７）について、所属するジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長が１０日、取材に応じ、入籍後の事後報告だったことに「もっと責任ある態度を取らないと」と苦言を呈した。

　赤西と黒木は先月下旬に交際が発覚し、今月２日に入籍。９日に結婚を発表した。関係者の話では黒木は妊娠初期という。

　喜多川社長は交際と結婚について「立派なことだと思うけど」とした上で「何も聞いていなかった。（入籍後に）一度電話があっただけ。ある程度は連絡がほしい」と話した。事務所では前代未聞の事後報告。さまざまなコンサートや舞台公演の準備で忙しい時期だけに「最悪の時期ですから。この１月２月は」と予定外の急展開になったことを嘆いた。

　留学、ＫＡＴ−ＴＵＮ脱退と我を通してきた赤西の性格には、「自分で行動するほうだから、それなりによしとしなきゃしようがない」と理解を示しつつ、「今回は相手方あっての話。そういうわけにいかない」とピシャリ。黒木側がＣＭ契約を結ぶ各社に事前説明できなかったことも踏まえて「もっと女性に対して責任ある態度を取らないと。彼女も仕事をしているわけだから、お互いに迷惑がかからないやり方をしないといけない」と苦言を呈した。

　赤西にペナルティーを科すかと聞かれると「少しでも迷惑をかけたのなら、（自分は）責任者だから、考えなきゃいけない」と検討する姿勢を示唆した。

　黒木とＣＭ契約を結ぶ各社は、現状では放送は続けている。ただし森永乳業などは「事務所から正式な話が来た時点で対応を検討したい」としており、結婚や妊娠が契約に違反すれば違約金が発生する可能性もある。

　滝沢秀明は、事務所の後輩である赤西の電撃結婚に「本人が決めたことだし、おめでたいことなので、仕事も今まで以上に頑張ってほしい。２人がこれから誠意を持っていけばいい」とエールを送った。事前に連絡があったかを聞かれ「どうでしょうね？」と言葉を濁した滝沢に、喜多川社長は「タッキー連絡取ったの？」とびっくり。「タッキーはそういうことがあったら前もって話してね」とくぎを刺していた。