巨人・久保　誤算　股が開かない…

　右股関節唇手術からの復活を目指す巨人の久保裕也投手（３１）に誤算が発覚した。１０日は、術後初めてだった前日に続いてブルペン入りしたものの、わずか２１球で打ち切り。原因は「股が開かない」ことだった。

　久保のベストコンディション時の歩幅は６歩半。だが、この日はどう頑張っても６歩弱程度までしか足が伸びない。何度も歩幅を確認しても思うようにいかず「あと半歩ぐらい短いんですよね。悪いバランスで投げ続けても仕方ないので」と早々に切り上げた。現在は６、７割の力で投げており「力の入れ加減の問題だとは思うんですけど」と久保。それほど深刻視はしていないが、今後にやや不安が残るピッチングだった。

　すでに１９日から那覇で行われる２次キャンプには不参加が決定。終盤を任せるリリーフ陣は唯一のウイークポイント。守護神筆頭候補の久保の復調は不可欠なだけに、早めに解決したいところだ。　（臼杵秀之）