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【プロ野球】

マートンがマシン破壊 打球が直撃

2012年2月11日 紙面から

打球がバッティングマシン前のネットの穴を通り抜け、マシン直撃打球を放つ阪神・マートン=宜野座球場で

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 阪神のマット・マートン外野手(30)がキャンプ休日の10日、沖縄・宜野座球場での無休トレで、漫画『巨人の星』の名場面を再現した。練習で打った球が防球ネットの小さな穴を通り越し、そのまま打撃マシンを直撃する“神業”をやってのけたのだ。

 マートンが室内マシン打撃を始めた45球目だった。センター返しの鋭いライナーが、打撃マシンの配球口に合わせて広げられた防球ネットの穴(15×40センチ)をドンピシャリで通り抜けマシンを直撃。マシンは故障してしまい、練習は強制終了を余儀なくされた。

 打撃マシン破壊に、マートン本人も驚いた。「やろうと思ってもなかなかできないですけど、ライナー性でいい打球だったと思います。ティー打撃からなら狙える可能性はありますが…」。

 『巨人の星』では、実在人物で登場の巨人・川上哲治監督が、少年時代の主人公・星飛雄馬が長屋の壁穴を通り抜けて投げてきた球を、再び壁穴を通して部屋の中に打ち返す−というシーンが出てくるが、マートンはまさにこれを実演して見せた格好だ。

 通訳を通じて『巨人の星』の話を聞いたマートンは「穴を狙って打てば、川上さんになれるんじゃないかな」とニッコリ。夫人の出産で来日が遅れたが、11日の第3クールから通常練習。昨年マークした右打者史上最高の年間214安打の更新を期待させる一打だった。 (中谷秀樹)

 

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