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【プロ野球】

工藤氏がDeNAキャンプ訪問 キヨシは大歓迎で”入閣要請”

2012年2月11日 紙面から

DeNAの中畑監督(左)とじゃれ合う野球評論家の工藤公康氏=沖縄・宜野湾市立野球場で(藤原進一撮影)

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 DeNAの宜野湾キャンプに10日、因縁の人物がやって来た。野球評論家の工藤公康氏(48)。工藤氏は監督候補となりながら、細部の詰めで高田GMと折り合わず破談に。その後釜に指揮官となった中畑清監督(58)にとっても因縁の人物だが、絶好調監督はそんなことはどこ吹く風。寛容な心で初訪問を受け入れ、“入閣要請”もする大歓迎ぶりだった。

 中畑監督「よう来てくれました。きょうが一番いい天気だからね」

 一塁ベンチ前で中畑監督が歓迎。工藤氏と固い握手を交わした。自分より先にDeNA初代監督を依頼された人だが、中畑監督は気にしない。自然体で臨み、横浜OBの工藤氏に“スタッフ就任”も求めた。

 中畑監督「いろいろ選手に教えてよ。ベンチに入ってもOK。アドバイザリー・スタッフとしてね」

 工藤氏「横浜は応援します。家は横浜ですから」

 中畑監督「そうなの!? それじゃ、年間シートをあげなきゃねえ」

 スポーツ用品会社と選手の間で使われる「アドバイザリー・スタッフ」という言葉を持ち出して“入閣”を要請。冗談なのか本気なのか、ベンチ入りOKと言い、年間シートを用意して見に来てもらう案まで披露した。

 中畑監督が「きょうは疲れがあるんで、練習時間を短くした。きのう選手の状態に(疲れが)出ていたからね。選手に合わせて押して引いてとやらないと」と説明すると、工藤氏が「細かいところまで気が付いて見ていますね」と感心する一幕もあった。

 視察を終えた工藤氏は「やっぱり元気でしたね。意気込みというかパワーを感じました。(ベンチもOKなどの話は)会話の中で出た話なんでね。いつもの冗談じゃないですか」とニッコリ。因縁の人物のDeNA初視察は、中畑監督の絶好調節が前面に出て、穏やかに終わった。 (後藤慎一)

 

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