■独特の世界観を生かし、希望を与えて笑顔にする作品に!

Q:原作の「荒川アンダー ザ ブリッジ」は独特の世界観が支持される作品ですが、実際に体験されてみていかがでしたか?

林遣都(以下、林):
待望だったコメディー要素を含む内容なので撮影を楽しみました。僕が完成作を観たのは10月中旬で、観た人に希望を与えて笑顔にする作品に仕上がったと思います! 鑑賞後は気持ちがフワッとして「終わったー」という安心感と同時に自分は夢みたいな世界にいたなぁとしみじみしちゃいました。

桐谷美玲(以下、桐谷):
原作が人気なのでプレッシャーをかなり感じていました。撮影前には役柄をつかむためにジャージと上履き姿で生活をしたり、髪の色を3回ぐらい染め直したりして、飯塚監督と話し合いながら作り上げたキャラクターです。撮影現場は最初から和気あいあいとして本当の家族みたいだったので、自然とニノの気持ちになれました。

山田孝之(以下、山田):
いい意味で精神的に強い人々が集まった無法地帯という世界観で、なかなか普段やらないような芝居とか演出とか独特なものが結構ありました。それは飯塚監督ならではの世界観やテンポを含めていえることです。ドラマ版と映画版を同時に撮影したのでスケジュールがタイトで、急いで撮るためにカメラ1台で長回しすることもあって大変でしたね。楽しく演じましたけど、星のかぶりモノは頭がかゆくてもかけないし顔を塗っているのでマスクもできず、つらかったです。

桐谷:
星のかぶりモノのことで印象に残った話をしていいですか? わたしは山田さんと現場でお話しする機会があまりなかったんですけど、山田さんが撮影の最終日にメイク落としをされていて、その隣にわたしが座ったときに初めて「ニノ!」って呼んでくれて、すごくうれしかったんです。それで隣を向いたら、星のかぶりモノをはずしている途中で(笑)。

山田:
星型の角部分はウレタン製で、もうかぶらないからとちぎって脱いでいたので。この姿はアンパンマンがかじられたみたいで面白いかなと思って(笑)。

桐谷:
はい、強烈でした! ボロッボロッになった希少な姿に、思わず「写真を撮らせてください」とお願いしました。その写真は秘蔵なので厳重にしまっています。

Q:リクと星の大人げないやりとりがほほ笑ましかったです。大人げないことを堂々と演じる状況は楽しかったのでは?

林:
楽しかったですね。みんなで話すときもニヤニヤしていた気がします。いい画(え)が撮れたときは飯塚監督が特にニヤニヤされていて、そういう喜びを分かち合いました。

桐谷:
わたしも台本を読んで純粋に早く映像で観たいと思いました。喜びを分かち合ったという意味でも、すごく団結した現場でしたね。

山田:
二人の掛け合いシーンは、スタンバイのときに話し合いました。泊まり込みの撮影だったので、みんなで翌日に備えて前夜に練習したこともあり、早い段階で連帯感が生まれました。
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