サブロー、再結成の打診に断っていた「組むことは考えてないねん」

　９日に心臓疾患のため死去した大平シローさん（享年５５）の元相方・大平サブロー（５５）が１０日、大阪市内で会見し「こんな話は７０歳、８０歳になってからだと思っていた。早すぎるでしょ」と悔しさをにじませた。

　１９９２年に太平サブロー・シローのコンビを解散してからは「向こうもシャイで、なかなか話す機会がなくて…」とほとんど交流がなくなっていたといい、最後に直接話をしたのは４年前。

　二人で大阪市内の小料理屋で食事をし、シローさんから「『サブロー・シロー』（を再びやるのは）どうかな？」と打診を受けた。しかし「再び若い時のようにネタを作り続け、さらに若い時以上のものをやらなければ“さび付いた”と言われる。そう考えると、再結成は厳しい」と考えたサブローは「組むことは考えてないねん」と返答。「『そらそうやわな…』と答えたシローさんの寂しそうな顔は、今でも忘れられません」と言葉を詰まらせた。

　「シローさんは島田紳助さんに負けず劣らずの天才。僕なんて、彼の１００分の１にも満たない」と元相方の才能を絶賛したサブロー。「あと何年かたったら僕もそっちに行くので、あの世でサブロー・シローをやったら面白いでしょうね。待っててや」と天を見上げていた。

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