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2012年2月10日21時46分

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キリン・アサヒ減収 ビール各社、カクテルなど伸び期待

写真:ビール大手4社の2011年12月期連結決算拡大ビール大手4社の2011年12月期連結決算

図:海外事業に力を入れる酒類大手の売上高拡大海外事業に力を入れる酒類大手の売上高

図:伸びるチューハイ・カクテル市場拡大伸びるチューハイ・カクテル市場

 ビール大手4社の2011年12月期決算が10日、出そろった。売上高はキリンホールディングス(HD)、アサヒグループHDの2社が前年割れし、純利益はキリン、サッポロHDの2社が前年を下回った。3社は、東日本大震災での工場の被災が響いた。12年12月期は4社とも増収の予想で、人気が高いカクテルやチューハイの販売や、海外事業に力を入れる計画だ。

 震災では、キリン、サッポロが宮城県、アサヒが福島県の工場の被害が大きく、一時的に操業停止に追い込まれた。さらに一時的な輸送費の高騰などもあり、キリンは198億円、アサヒは179億円、サントリーHDが65億円、サッポロは54億円の特別損失の計上を迫られた。

 一方、12年は各社とも強気の計画。特に熱い視線を注ぐのが、ハイボールやマッコリを含めた手軽に飲めるカクテル・チューハイ市場だ。「チューハイの『氷結』のカテゴリーが伸びてきている。(カクテル・チューハイ市場は)伸び盛りのジャンルだ」。10日、決算を発表したキリンの三宅占二社長はこう強調した。12年は、この分野の販売数量を、前年より14%伸ばす強気の計画だ。

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