東急不動産が江東区で
区からの「マンション問題回避」要請に応じることなく
建設計画を“強行”していることがわかりました。
(2004年2月)

「マンション建設ラッシュ」「小学校の児童数激増」の影響を憂慮した
江東区がマンション建設計画にSTOPをかける方針を打ち出し、また条例化をはかったことは
以前こちらのページ(2002年5月7日記事)および
こちらのページ(2003年10月15日記事)にてお伝えしました。

川崎の鷺沼で問題を起こしている東急不動産が、
その江東区でもまた物議を醸していることがわかりました。

同社が区の要請に応じることなく、大規模マンションの建設計画を
“強行”している
という内容です。


該当マンションは、同社が、江東区豊洲4丁目10番に計画している
(仮称)プライヴブルー東京」(約510戸)。


江東区が「現状では、そんなたくさんの人口増(児童数増)を受け入れる体制が整わない。
区が平成19年4月に新しい小学校をつくるから、
御社が建設を予定している大規模マンションの入居開始を平成19年3月まで待ってください

と要請しているにもかかわらず、

東急不動産は植木正威社長名の回答文で
当初の当社の予定通り、平成17年3月入居を前提として事業をすすめるこの姿勢は変更しない)」
と拒絶しているものです。


同区は、この件を区の公式ホームページにて
江東区の協力要請に応じないマンション事業計画に係る公表について
と題したページを設けて公表しています。

そのページは下記の通り。

http://www.city.koto.tokyo.jp/~shidou-k/toukyuu.htm 

東急不動産という会社が周囲の住環境に対してどのような姿勢で事業をおこなう企業か、
その一面を示す、貴重な事実情報です。

どうぞご覧ください。

【注】
●江東区のこの対応をめぐっては、「そもそも江東区が2002年よりも以前に、区内の人口増を図るために住宅促進策を行っていた」「そんな施策をしておいて、状況が変わった(=人口が区の予想以上に急増した)からといって、急に方向転換をして条例をもうけ、マンション規制を行うことには納得できない」という趣旨による“区政に対する批判論議”もなされている様です。
●しかしこの議論はこれ自体に賛否両論が出されている(=区政の是非について意見の分かれている)論議となっており、また、他のマンションデベロッパーが、江東区の要請を受けて、区の住環境保全のための協議に応じている中で、東急不動産はそうした姿勢を示すことなく拒絶を続けているという事実(江東区の回答にて確認)に対して、当守る会としては東急不動産を批判する見地に立って当頁を掲載しているものです。
(2004.7.5記)



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