事業者があまりにも
長期間にわたって“音信不通”をしつづけ
説明責任を全く果たそうとしないため
事態の説明を求める要請書を
東急不動産宛に提出しました。

鷺沼ヴァンガートンヒルズの建設計画は昨2003年の夏頃から依然、止まったままです。現地から「土壌汚染対策法に示された判定基準値を超える土壌汚染物質が出た」「その土壌汚染が原因とみられる地下水汚染も発生していた」という理由によるもの(詳細情報はこちら→「ゴミ〜土壌汚染問題」に関する住民説明会」ページに掲載)。

しかしその後、東急不動産三菱商事新日鉄都市開発の事業者3者および施工者である大林組は、その工事計画の進展についても、土壌汚染対策についても、近隣住民に一切の連絡をすることなく、この土地で事業をすすめる企業として何の説明責任を果たそうとしていない状態です。(土壌汚染対策についての経過は、こちら→「ゴミ〜土壌汚染問題に関する状況・経過報告」ページに掲載)。

そのあまりの音信のなさ、不誠実な姿勢に堪りかね、当『守る会』では、事態の説明を求める要請書を、事業の主幹的立場にある東急不動産宛に提出しました。(まだ同様の趣旨の文書を川崎市行政各部署宛にも提出しています)

東急不動産宛の、その文書を以下に掲示します。ご覧ください。


東急不動産株式会社 代表取締役社長宛に出した【要請書】

要請書

東急不動産株式会社
代表取締役社長 ○○○○殿

                   平成16年2月21日
                    鷺沼地域の住環境を守る会 代表

拝啓 

 貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

 「鷺沼ヴァンガートンヒルズ」の建築工事は、昨年の7月頃から中断しているようですが、7ヶ月以上たった現在でも近隣住民に何ら連絡はありません。この計画については、川崎市の環境影響評価に基づいて行われておりますので工事期間等に大きな変更がある場合には、近隣住民に工事変更の説明会を開催するのが当然であると考えます。

 加えて、計画地からの土壌汚染と汚染地下水の除去についての計画も7月に説明会を開催された以後、何の説明もなされていません。特に土壌汚染に関しては、土壌汚染物質が地上に放置されたままでは、近隣住民は安心して生活できません。また、実際計画地のどのあたりに土壌汚染があったのか近隣住民は確認していないので、不安な日々を過ごしております。

つきましては次の事項を早急にとり行っていただきたくお願い申し上げます。

 (1) 土壌汚染の範囲が確認できるよう、近隣住民を計画地に立ち入らせ、詳細に説明をしていただくこと。
 
(2) 併せて昨年からの約束事項でもある土壌汚染除去の計画の説明会を開催いただくこと。
 
(3) 土壌汚染を早急に取り除いて近隣住民の不安を解消いただくこと。
 
(4) 工事期間等に大きな変更がある場合にはその説明会を開催いただくこと。

以上4点、強く要請申し上げます。

敬具

※2004年2月22日時点で、東急不動産からの回答はまだ(まあ、当然のことながら)得ていません。



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