「さまぁ〜ず」もビックリ!? 結婚サギ女の意外な素顔

2010.02.08


木嶋容疑者がブログに掲載していたお気に入りのDVDやCDの写真【拡大】

 殺人容疑で埼玉県警に逮捕された東京都豊島区の無職、木嶋佳苗容疑者(35)がセレブ願望を募らせていく一方で、お笑いタレントの追っかけをしていた意外な過去が明らかになった。特定ミュージシャンへの偏愛ぶりも発覚。セレブ志願の裏の大衆的な素顔が浮かび上がってきた。

 木嶋容疑者が追っかけをしていたのは、人気お笑いコンビ「さまぁ〜ず」。逮捕直前まで運営していた自身のブログ「かなえキッチン」の中で、ファンであることをカミングアウトしていた。

 昨年8月17日には、買ったばかりのCDとDVDを手に《シャワーのような面白いほどの大雨にあたりながら》帰宅した様子をブログにアップ。買ったDVDについて《バカルティ(原文ママ)の頃から追っかけをしているさまぁ〜ずの「さまぁ〜ずトークLIVE」と千原兄弟のトークライブ「チハラトーク♯2」》と紹介している。

 木嶋容疑者が特にご執心だった「さまぁ〜ず」は、大竹一樹と三村マサカズのお笑いコンビ。2人は1989年から「バカルディ」というコンビ名で活動しており、2000年10月に出演したテレビ番組の企画で現在のコンビ名に変更した。木嶋容疑者がブログに書いている通りのファンならば、およそ10年もの間、熱心な追っかけだったことになる。

 「さまぁ〜ず」とともに購入した「千原兄弟」も、千原せいじとジュニアの兄弟で活動するお笑いコンビ。別の日のブログには、やはりお笑いコンビの「オードリー」についても書き込んでいることから、相当熱心なお笑いファンであることがうかがえる。叶姉妹を《神のような存在》と書いていた木嶋容疑者にしては意外な趣味だ。

 また、音楽にも独自のこだわりを持っていたようだ。木嶋容疑者は主に1980年代に活躍したミュージシャンを偏愛。好きなアーティストとして、安全地帯や甲斐よしひろの名前を挙げている。

 特に甲斐への思い入れは相当強く、CDを何枚も購入して友人に配りまくっていた。ブログでは《甲斐さんの印税にかなり協力しております》とし、《甲斐さんは、私の生まれた年にデビューしたので、甲斐バンドの頃は知らないけれど、5年ほど前にコンサートに行って以来の大ファン。今年の春も「TEN STORIES2ツアー」に行きました》と書いていた。安全地帯についても、大手オークションサイトの履歴からコンサートチケットを1人分購入していたことが判明している。

 お笑いタレントを追っかけた成果か、ブログには時折、《顔は日焼けですっかりアンマンマン(原文ママ)》《大根のようですが、人間の腕です。えぇ、ワタクシの》といった自虐気味のギャグも披露していた。ベンツを乗り回し、高級グルメを満喫する一方で木嶋容疑者が見せていた“別の顔”。詐欺にあった男性たちは、このギャップに引かれたのか…。