※ すべての機能を利用するには、JavaScriptを有効にしてください。

メタンハイドレート掘削船公開

2月10日 18時43分

メタンハイドレート掘削船公開
K10059373211_1202102012_1202102019

日本近海に存在し、次世代のエネルギー資源と期待される「メタンハイドレート」の海上での採掘試験が、世界で初めて愛知県沖で14日から始まるのを前に、海底の掘削に使われる船が公開されました。

メタンハイドレートは、メタンガスと水が結びついて氷のような状態で地中にあり、地上に取り出して天然ガスとして使う資源として注目されています。
経済産業省の関連団体が14日から愛知県沖で、世界で初めて海上での採掘試験を始めるのを前に、海底の掘削に使われる探査船「ちきゅう」が静岡県の清水港で公開されました。
「ちきゅう」は全長210メートル、総トン数およそ5万7000トンで、高精度のGPSと制御装置を備え、荒れた海でも一定の場所にとどまることができるということです。
探査船「ちきゅう」は、12日に出港し、14日から来月下旬までの40日間、渥美半島沖およそ70キロにある水深1000メートルの海底にドリルを使って4本の井戸を掘る計画です。
採掘試験を行う「石油資源開発」の関誠さんは「課題はいろいろ出てくるだろうが、一つ一つクリアして実用化につなげたい」と話しています。