Androidには9-patchというBitmapをスケールするのに役立つツールがある。 Adobe Flash にも nine sliceという機能がある。 HTML+CSSの世界では別々の画像に切り分けたりする。 sdk/tools/ にある9-patch ツールを起動する。（画像はAndroid Developperサイトから引用） 上下左右の各1ピクセルに9-Patchの制御用の印を入れてゆく。 上と左は引き伸ばしてもよいところを指定する。 下と右は内側のコンテンツの領域を指定する。
完成したらファイル名を xxxxxx.9.png という形式にすると、Androidの9-patchリソースとして認識される。 button.9.png というファイルを /res/drawable-mdpi/button.9.png にコピーすると、 R.drawable.button で参照できる。 この9-patch形式は特殊なファイルタイプではなく、元の画像の周りを1ピクセル広げ、#ff000000の黒色で9-patch用の印を付けたものである。 使い慣れたツールであらかじめ9-patchの印を描いてxxxx.9.png 形式の名前で保存して 9-patchツールで確認・調整するとよい。 9-patch形式でも画像を縮めることはできないので最小の描画サイズを想定して作成する必要がある。 ■例  何もなし。コーナーの部分がそのまま引き伸ばされて、ぎざぎざが目立っている。  中央部のみを引き伸ばす。コーナーの引き伸ばされたくない部分がそのまま残り、伸ばしてもよい部分がまっすぐに伸びている。 テキストボックスやボタンやウィンドウの背景に使える。  周囲の空白のみ拡大している。どれだけ画像サイズが広がっても同じ大きさで中央に描画される。 チェックボックスの中身のチェック印などに使える。   |
