鷺沼ヴァンガートンヒルズ工事現地(=元・サレジオ学院跡地)
A敷地」の方の解体&整備工事完了した、
と事業者から通知がありました。

通知書は2005年8月吉日の日付けで、東京急行電鉄株式会社および東急建設株式会社の名前で、『鷺沼地域の住環境を守る会』を含む近隣住民に配布されました。

その文面(下記に掲示)で「A敷地」と書かれているのは、当HPでしばしば紹介するメイン敷地(土壌汚染が判明して問題となっている敷地)ではなく、その東側(オモテ通り側から向かって右手方向)の「小敷地」のことを示しています(古くから鷺沼をご存知の方には「サレジオ学院の校舎が建っていた方の敷地」というとご理解いただけるでしょうか)。このA敷地は土壌汚染も無く、ヴァンガートンヒルズの大きな建築基礎もそれほど作られていなかったため、解体工事が比較的早期に終了したものです。

この通知書の中で事業者は、「この敷地に、次に何を建てるかは検討中だが、まずは暫定的に駐車場として利用します(土地を遊ばせておくわけにもいかないから)」「但し、よくあるコインパーキングのような一般開放型の駐車場でなく、【鷺沼の隣のたまプラーザ駅南口開発事業】をする【東急建設の関係者】のクルマを駐車させる、いわば身内専用の駐車場にします」と知らせています。

通知書の内容はそれだけなのですが、さらに当守る会側へ、事業者から次のような情報が伝えられています。(2005年8月初旬時点)

事業者曰く
 「
メイン敷地(B敷地)の方の土壌汚染処理もすでに9割がた終わっている
 「
地下水汚染も基準値に近くなった

 「(そうしたことも受けて)東急電鉄では、この土地に次に何をつくるかを考えるための
  
研究チームを社内に立ち上げた
 「
年内には川崎市に図面を提示して協議を行えるくらいにしたい、と考えている

ついに「事業者」が動き出したようです。一説には、どこかの設計事務所にまずは最大で何戸数の住居が建てられるか、その設計を要求したという話も伝わってきています。

私共『鷺沼地域の住環境を守る会』は、いよいよ本当の闘いがはじまった、と認識しています。下記の通知書は(内容はまだほんの小さな通知ですが)、その開幕を感じさせるひとつの兆しだと考えています。


平成17年8月吉日

ご 近 隣 の 皆 様 へ

東京急行電鉄株式会社
東急建設株式会社

A敷地工事完了並びに暫定利用についてのお知らせ

 拝啓、時下益々ご清祥の事とお喜び申し上げます。
また日頃より当事業につきまして、ご理解ご協力賜り厚く御礼申し上げます。
 さて、A敷地につきまして建物解体および整地作業完了し川崎市の検査を受ける状況まで仕上がりました。
 皆様がご心配されている将来計画については、社内にて検討を致していますが現時点では未定でございます。つきましては、A敷地完了後、将来計画が確定し、工事等を着手するまでの期間、下記の内容にて駐車場として暫定利用をさせていただきます。
 また、現在施工が完了したフェンスの内側に今年11月頃以降、市道鷺沼12号線、70号線側に植栽(ハナミズキを予定)をする予定です。

所     在 川崎市宮前区鷺沼四丁目16−1他2筆(A敷地)
工事完了予定日 平成17年8月末日(川崎市の検査完了予定日)
駐車場内容
1)駐車場管理 東急ライフィア株式会社
2)駐車場使用者 東急建設株式会社 首都圏本部
3)駐車場使用期間 平成17年9月から将来工事を着手するまでの期間
※たまプラーザ南口再開発関係者の駐車場として、東急建設(株)にて一括使用いたします。基本的に昼間駐車し、夜間は数台駐車する予定ですが入り口は施錠いたします。また、夜間については防犯の為駐車場内に照明設備を設置いたします
4)連絡先 東急建設(株) 鷺沼四丁目作業所
TEL. 044−   −
担当者 ○○、○○

以  上



このページを閉じるとトップページに戻ります
1