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除染に伴う庭木の伐採 補償へ

2月10日 5時44分

除染に伴う庭木の伐採 補償へ
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放射線量が高い福島県内の避難区域で、国が除染を行う際に、庭などに植えてある樹木を切る場合は補償してほしいという住民の要望を受けて、環境省は、木の種類に応じた補償額や申請の手続きについて、来月末をめどにまとめる方針を決めました。

放射線量が高い福島県内の警戒区域と計画的避難区域では、国がことしの夏から本格的な除染を始める方針です。
環境省によりますと、住宅の除染では放射能による汚染の状況に応じて敷地内の土を取り除いたり、庭などに植えてある樹木の葉や枝、さらに幹まで切り取ったりする可能性がありますが、庭の木を切る場合は補償してほしいという要望が住民から寄せられているということです。
これを受けて環境省は、除染のために庭の木を切った場合は国が補償する方針を決め、木の種類に応じた補償額や申請の手続きを来月末をめどにまとめることになりました。
避難区域で住宅の除染をする場合は、汚染の状況や、地震による建物の傷み具合を踏まえた具体的な方法を住民に示したうえで、同意を得ることになっていて、環境省はこうした機会に庭の木の扱いについて住民の意向を十分確認したいとしています。