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【プロ野球】

巨人宮国がフリーで好投 沖縄切符つかんだ

2012年2月10日 紙面から

フリー打撃に登板した宮国=宮崎・サンマリンスタジアムで

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 超新星が沖縄行きの切符をゲットした。巨人の2年目右腕・宮国椋丞投手(19)が9日、今キャンプ初めてフリー打撃に登板し、坂本、小笠原を相手に快投を披露。19日から那覇で行われる2次キャンプのメンバー入りを確実にした。

 ガッツ&坂本斬りで第一関門クリアだ。「やばいです。(ぶつけないよう)オール外一本です」と話して向かったマウンド。言葉とは裏腹に堂々のピッチングを見せた。坂本には26球を投じて安打性は1本。ストレートで見逃しを奪う場面もあり「切れの良い真っすぐ。外の良いところに決まって手が出なかった」と言わしめた。小笠原にも直球を空振りさせるなど23球を投げて2安打と圧巻の投球。沖縄出身のイケメン右腕は「打者がいる方が実戦的で投げやすかった」と初々しく振り返った。

 今キャンプでは3日目に発熱でリタイアするアクシデントもあったが、19歳の若さで巻き返した。ケージ裏の“原タワー”から見守った原監督も「リリースとかメカニックから言えば(同じくこの日にフリー打撃で投げた)沢村よりも上だった」と最大級の賛辞。川口投手総合コーチも「出遅れていたけど、追いついてきた感じ。沖縄のオープン戦で見てみたい。チームとして期待している投手だし、沖縄の人も期待しているから」と2次キャンプ行きにゴーサインを出した。

 今後は12日の紅白戦で2イニングの試運転を予定。その後、19日のオープン戦・阪神戦(セルラースタジアム那覇)に向かうプランが有力だ。阪神の大田スコアラーも「しなやかだし、カーブもドロンとした良い球。それとイケメンですね」と話すなど他球団の注目度も上昇中。巨人に新スター誕生の予感が漂ってきた。 (臼杵秀之)

 

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