中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

中畑監督ズッコケの連続 車動かず、視察は空振り

2012年2月10日 紙面から

ファンのサインに応じている間に筒香の特守が終わってしまい、がっかりする中畑監督

写真

 DeNAの中畑清監督(58)が9日、宜野湾キャンプで朝から練習終了までズッコケまくった。スタッフのミスや勘違いなどが原因だったが、神経質にならず、常に笑い飛ばすおおらかさを見せていた。

 狙ってもここまではできない。まずは朝8時半、選手宿舎から宮内監督付広報の運転するワゴン車で出発しようとしたが、まったく動かない。宮内広報が前日にハザードランプを3時間つけっぱなしにしたため、バッテリーが上がってしまっていた。このため、今キャンプ初めて約20分間歩いて室内練習場入り。「バッテリー、バッチリーだね」と意味不明のジョークで切り出すと「朝散歩していないので散歩して健康になりました。あ、散歩(3歩)じゃなく4歩か。オレのバッテリーはビンビンだぜ。オレはキヨシロウだぜ」とノリノリにコメントした。

 続いては、10時半ごろバックネットを相手にノック練習を開始。ボールをトスするタイミングを変えることに挑戦すると空振り。スタッフの爆笑を誘った。ただ、その後に行った投手陣相手のノックでは練習の成果を発揮。すべて芯に当て、ミスはゼロだった。

 正午ごろにはブルペンへ。ところが、誰ひとりいない。隣接する室内練習場も無人。三浦のブルペン投球を見にきたのだが、前日投げていた三浦は、この日は滞在時間2分で本球場に引き返していた。それでも指揮官は「あれー。あのボードを見に来たということで」と、ファンの掲げた「キヨシ」の看板を指さし笑顔だった。

 ズッコケの最後は特守の視察。午後3時過ぎ、サブグラウンドに筒香を見にいったがすでに終了し帰るところだった。筒香は「もう45分やりました」。ちなみにマスコミの取材を受けて遅れた中畑監督は「オレも仕事をしていたぞ」−。失敗してもめげないプラス思考。人のせいにしないポジティブな姿勢がチームに浸透すれば強力な武器になる? (後藤慎一)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ