こんにちは
就活本コーナーに置いてあるマニュアル本は人事部の採用担当者も既に読んでいますからプラスアルファで別の本も参考にしましょう。
ということで軍事コーナーに置いてあった、ある意味「最強の面接本」を捜してきました。
山下吏良「女子アナ・吏良の海上自衛隊メンタルヘルス奮闘記」講談社2010年12月
1972年生まれの山下吏良(りら)さんはNHKのキャスターから大学院で臨床心理士の資格を取得して海上自衛隊に入隊し、現在は一等海尉として隊員のメンタルヘルスを担当しています。
メンタルヘルスの話がメインですが就活生には
海上自衛隊での採用面接の部分を紹介しよう。
◆闘う集団の、面接の鉄則。
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面接や論文の方は、マスコミの試験もそうですが、ネタをいくつか用意しておいて、何を聞かれてもしっかりと意見を述べるのが鉄則なので、私も自衛隊のことはできる範囲で勉強したという姿勢を見せようと思いました。
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面接の事前準備は怠らず、応募先の事を徹底的に下調べしておこう。
吏良さんは難関とされるマスコミ応募の経験があるので
実体験として応用が利く面接ノウハウを持っていた訳です。
本では具体的な面接のやり取りがリアルに書かれています。
難関企業でも面接のパターンは一緒ですから
できれば実際に読んでみて、自分なりに応用してみよう。
なんたって闘う集団・海上自衛隊の面接です。
だから、ある意味「最強の面接」が行われています。
◆具体的な根拠を挙げよう。
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正直に本音で切り返せた。
ただ「がんばります、やります」だけでなく、自分にはこういう経験があるから、こうできると思っているというように具体的な根拠を挙げたことがよかったのかもしれません。
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「具体的な根拠を挙げる」というのは
志望動機を説得する時の最大のポイントになります。
ただの熱意なら、応募者全員が持っている。
そこで熱意の大きさをPRするならば
私は具体的にこう思う、こう考えるという
説得力が要ります。
◆オリジナルの具体性を身につけるために
説得力は就活マニュアル本のトークを
そのまま身につけても無駄だ。
なぜならその就活マニュアル本は
企業担当者もたいてい読んでいるものだから。
ということから
軍事コーナーか心理学コーナーにしか置いていない
本を紹介してみたよ
誰もあまり目をつけない部分に
目をつけることも必要だよ。
春休みには本も読もう
就活本+アルファだ。
長い人生キャリアの入口の就活で
かならず役に立つと思うよ。
ではよい週末をね!
紹介本の著者のお名前が「リラ」さんなのが、いまさらながら面白い偶然です。
※もっともそれでこの本を見つけた訳ではないですよ。メンタルヘルス関係のリサーチから出てきたものです。
内定を確実にしたいなら、そろそろこのレベルを乗り越える時期だよ。
めざす業界、企業が定まっているなら、その業界に就職している社会人から実際に話を聞いておくのもベストです。
自分の名前で検索したら、このページが出てきました。
このように取り上げて頂いてうれしいです。
私自身、氷河期と言われた大学生の時に
就職活動に苦労しフリーアナの時も、
仕事は毎回オーディションで決まっていたので、
面接対策はいつも苦労していました。
相手のニーズを情報収集して
自分にできること、やれることは何か、
やりたいことであっても向いているのか?等
いつも悩みながらでした。
そんな経験を活かして、自衛隊入隊前は
学生対象の就活セミナーの講師などもしていました。
全体への講習の後、個人アドバイスで
その人のいいところを見つけて、
どのようにアピールしたらいいかアドバイスするのは
可能性のある宝石を探すようで楽しかったです。
自衛隊を辞めたら、またそのような仕事も
してみたいと考えています。
でも、新卒ですぐに第一志望の企業に決まらなくても
あきらめないで下さい。
私がいい?例ですが、人生は何度でも
何歳になってもチャレンジできるものですし
一生懸命頑張っていたら、
助けてくれる人は必ずいる、というのが
私の体得した財産です。
就職活動は心身ともにたいへんだと思いますが
皆さん、身体に気をつけて
良い出会いを見つけて下さい!
コメントを頂戴し、まことに光栄です。
現在、東日本で3月11日に発生した大地震で海上自衛隊の方々も救助活動に邁進されておられることと存じます。
一刻でも早い災害救助に向け、海上自衛隊の皆様の活動に注目しております。
そして救助活動にあたる隊員の皆さんも不眠不休で精神的に厳しい状況であろうと思います。
就活生は「何か他人のために役立つ仕事をしたい」と思う人がほとんどであろうと思います。
災害救助には直接役立てなくても、たとえば今自分が直面している就活であれば
『目の前のやるべき仕事そのことに全力をあげて取り組む姿勢』が一番大切かと考えています。
それぞれのやるべき義務を果たせば、いつかは世の中の役にたてます。
災害復興には長い時間がかかります。いつかこの災害を乗りこえて、社会が再び活気をとりもどせることができるためにも。
今、各自やるべき自分の仕事、課題にまず集中していきましょう。
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山下吏良一等海尉。
私の亡くなった祖父は旧制一高から海軍兵学校77期でありました。海軍軍人の血筋の末裔として、貴殿に最敬礼いたします!今後のご活躍を!