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拉致被害者家族 早期解決訴え

2月5日 18時38分

拉致被害者家族 早期解決訴え
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北朝鮮による拉致被害者の救出を求める集会が大阪で開かれ、神戸市出身の有本恵子さんの母親らが、改めて早期の問題解決を訴えました。

政府と大阪府などが開いた集会には、市民ら700人余りが参加しました。はじめに、先月就任した松原拉致問題担当大臣が「被害者の家族は高齢の方が多くなり、時間との戦いになっている。あらゆる手段を使い、あらゆる手段を排除せずに問題解決に取り組んでいきたい」と述べました。続いて、拉致被害者の田口八重子さんの兄で拉致被害者家族会代表の飯塚繁雄さんが「政府が責任を持って被害者を取り返してくるのは当たり前の話だ。なぜ、解決の方向に早く動かないのか率直な疑問がある。北朝鮮に対して、アメリカなどの外部の圧力は有効であり、国際社会の力を借りることも考えていかないといけない」と訴えました。また、神戸市出身の拉致被害者、有本恵子さんの母親の嘉代子さんは「娘が北朝鮮にいると分かったときに、政府に言えばすぐに助けてくれると思ったが相手にしてもらえなかった。これからどうやって解決するのだろうという思いもあるが、最後まで忘れないでもらいたい」と呼びかけました。