海底トンネル、１人発見　岡山県警が身元確認へ

　作業員５人が行方不明になった岡山県倉敷市の海底トンネル事故で、不明者とみられる男性１人が１０日午後、水中で見つかった。県警は身元の確認を進める。

　倉敷市消防局によると、県警のダイバーが立て坑に潜水して発見した。

　事故発生当初はがれきや水の濁りのため捜索は難航。県警は８日、水難救助隊を現地に派遣し、ダイバーが潜ったが、同日中に捜索を打ち切っていた。

　工事元請けの鹿島は９日未明から、捜索再開に向け、水を浄化する濁水処理プラントを稼働。１０日午前、鹿島のダイバーががれきの撤去作業を始めた。