利権と神対応で「報道自粛」のAKB48事件
てんやわんやの編集局内
「基本的に何もやらない。担当記者が、とりあえず事務所には確認は入れるけど、というくらいに考えていた」とは、スポーツ紙幹部。
しかし、編集会議がだいたい終わるころ、午後4時すぎに、時事通信社が警視庁少年課でウラを取り、メンバーの名前を匿名で配信。また、同7時すぎには共同通信までもが配信してきたのだ。この辺りは自身で紙媒体を持たない強みか。
「本来なら所轄警察署(八王子署)の案件。警視庁の本庁まで詳細が上がってくるような事件ではないし、逮捕者が有名人の母親だっただけ」(同)
その通りで事件は主語が有名人かどうかが重要になる。かくしてインターネット上でも大騒ぎ。新興のニュースサイトや、巨大掲示板2ちゃんねるなどが取り上げるなど大騒ぎとなった。
また、時事通信の配信を受けてサンケイデジタル、ヤフーニュースも掲載した。しかし、前者は短時間で画面から消えたという。現在では、見ることはできない。