【ワシントン共同】米原子力規制委員会(NRC)は9日、東芝子会社の米原発大手ウェスチングハウス・エレクトリック(WH)製新型原子炉を採用した南部ジョージア州のボーグル原発3、4号機の建設と運転を認可した。米国内の原発新規着工はスリーマイルアイランド原発事故前年の1978年以来、34年ぶりとなる。
同じ原子炉を採用したサウスカロライナ州のV・Cサマー原発2、3号機も近く承認される見通し。東京電力福島第1原発事故を受けて原発見直し論が世界的に高まる中、米国は地球温暖化問題などを背景に、原発を推進していく姿勢を明確に打ち出した。