8日にロシアの爆撃機など軍用機5機が日本列島付近の上空を飛行したことについて、ロシア国防省は、日本の領空は侵犯しておらず、国際法にのっとった訓練飛行だったと正当性を主張しました。
8日、ロシア空軍の爆撃機や早期警戒管制機など合わせて5機が、日本列島付近の上空を飛行し、自衛隊の戦闘機が緊急発進して追尾を行ったことについて、ロシア国防省の報道官は9日、ロシアのメディアに対し、哨戒飛行の訓練や空中給油を行うためだったと飛行を認めました。
そのうえで、「日本列島の北側の太平洋上空を飛行し、領空には侵入していない」と述べ、国際法にのっとったものだと正当性を主張しました。
報道官はまた、飛行は7日から8日にかけての16時間におよび、その間、航空自衛隊や韓国軍の戦闘機合わせて13機の追尾を受けたとしています。
複数のロシア軍機が、同時に日本周辺を飛行したことが明らかになったのは、去年9月、ロシア政府の高官が北方領土を訪問した翌日以来で、日本の防衛省はロシアの早期警戒管制機が日本周辺で確認されたのは今回が初めてだとしています。
これについて、ロシア国防省の報道官は、早期警戒管制機が飛行したことを認めたうえで、「訓練飛行中の爆撃機をコントロールするためだった」と述べました。
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