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【社会】

名古屋の民家に女性遺体 住民の男逮捕

2012年2月10日 01時03分

 母親とみられる遺体を自宅に隠して遺棄したとして、名古屋・西署は9日、死体遺棄の疑いで、名古屋市西区那古野、派遣社員柴田裕司(ひろし)容疑者(44)を逮捕した。

 逮捕容疑は、昨年5月ごろ、自宅2階で、女性の遺体を布団圧縮袋に包んで隠し、室内に遺棄したとされる。西署によると柴田容疑者は「遺体は母親」と説明し、容疑を認めている。

 西署は、遺体は母親の隅代さんとみて確認を急ぐとともに、司法解剖で死因を調べる。隅代さんは生存していれば77歳。

 西署によると、柴田容疑者は隅代さんの長男で2人暮らし。遺体はベッドの上で幾重にも重なった布団袋に手足を折り曲げた格好で入り、カーテンや毛布がかぶせられていた。目立った外傷はなかった。年金を不正に受給していた可能性もあり、西署は年金の支給状況や口座の入出金記録などを調べる。

 近所の住民から7日、「最近、隅代さんを見ない」と署に相談があった。署員が9日午前、親族の立ち会いで柴田容疑者宅に入り、2階の隅代さんの部屋で遺体を発見した。

 柴田容疑者はその際、3階自室の布団の上で、両手首から血を流してうつぶせに倒れていた。そばに血がついたカッターナイフが落ちていたが、意識はあった。西署は自殺を図ったとみている。

(中日新聞)

 

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