2012年02月10日

 福島第二原発の現状と課題


 脱「脱原発」宣言(4)

 福島第二原発の現状と課題

 ブログランキング ←ブログランキング応援クリックお願いします。  


 fuku_2


 重大な原発事故を引き起こした福島第一原発に関しては既に廃炉が決定している。しかし、福島第二原発についてはまだどうするかは決まっていません。第二原発は1〜4号機までがあります。この中で地震直後に3号機を除く1、2、4号機で地震直後に冷却機能が一時喪失し、格納容器の圧力抑制室の温度が100度を超え圧力抑制機能を失いました。

 その後冷却機能が回復、昨年3月15日以降は全ての原子炉で冷温停止状態が保たれています。しかし、一時的にであっても格納容器圧力抑制室の温度が設計温度の104度を上回ったのは事実なので、東京電力は格納容器の健全性の検査を実施することになりました。

 第二原子力発電所が建つ楢葉町と富岡町そして福島県は8日に、原子力安全協定に基づく、同原発への立ち入り調査を実施しましたが、その時に今後の方針としてそれが示されました。福島県は廃炉を東電が決定した第一原発だけではなく、この第二原発に対しても廃炉を求めています。

 確かに福島県民が今回の原発災害で被ったものは筆舌に尽くしがたい、失ったものは余りにも大きい。勿論それを忘れたわけではない。しかし、今一番何よりも優先させるべきは、とにかく郷里の復興である。

 即ち再び活気を取り戻す地域づくりでしかない。直ぐに帰宅できない地域が出ることも分かっています。しかし、4月からは7キロ圏内を除いては徐々に多くの人々が戻れることになると政府は発表しています。戻っても何の仕事もなければ、誰も戻りはしません。

 3000億円からの瓦礫撤去や放射能除染予算があるうちはまだいいでしょう。しかし、それらの仕事が終わってしまったら、後はどうやって食べていくのか?それもまた現実なのです。これまでは原発以外の仕事など殆どなかった地域です。

 福島県の民主党佐藤雄平知事はどうやって原発なしの福島県の再生を考えているのか?その確かな青写真は示されてはいない。代替エネルギーなどと言ってもそう簡単に出来ることでないのは、既に派手にぶち上げた孫正義氏のソーラー発電のその後の有様を見ても明らかである。

 私は下記の理由によって福島第二原発の再稼動に向けた準備を支持する。

 1 未曾有の歴史的な大震災に見舞われながらも、放射能物質の放出という最悪の事態を食い止めた、その第二原発を廃炉にする理由など見当たらない。もし、それでも危ないということで廃炉を主張するなら、全ての原発は稼動できないことになってしまう。

 2 野田総理は国連総会の場で演説した。「世界最高水準の原発技術を達成する」と述べた訳ですが、その為にはこの地震に耐え抜いた原発の再稼動こそが、現状における最高水準であり、ここからの第一歩こそが、世界最高水準へ向けた挑戦となる。

 3 最悪な事態を食い止めた東電職員と多くの現場作業員の努力を無にしてはならない。高濃度の放射能の降り注ぐ中で、これまで行なってきた努力は正しく評価されるべきであり、故にそれを認めるからこそ廃炉などにしてはならない。

 再度呼びかけたい。原子力発電に関わってきた日本の全ての科学者よ!技術者よ!

 何故沈黙しているのか?勇気をもって声を出すべきではないか、どのような罵声や非難を受けようともこれまでやってきた全てを捨て去る気なのか。大災害に耐え抜き稼動を待っている原子炉がある限り、希望を捨ててはならない。

 福島県再生の道は第二原発の再稼動しかありません。第二原発の国有化を求め、そこに原子力開発に関わった役人、技術者、科学者などのエリートを全て投入せよ。稼動して得られる電気を売ったその金を補償費に回せば良いし、今後の建て直しに使うべきである。

 今このような主張をしている人は殆どいません。しかし、今後私は粘り強くこの事を主張して県民の理解を得られるような活動を展開して行くつもりです。被災県の県民の一人の発言であるからこそ、その言葉はより意味のあるものとなる筈です。


 新商品・フルボ酸入りボディソープ&シャンプーの紹介

 side


 ブログランキング ←ブログランキング応援クリックお願いします。  


 


Posted by the_radical_right at 07:08│Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!

この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/the_radical_right/52827380

コメントする

名前
URL
 
  絵文字