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【プロ野球】

中畑督監 筒香に「打法変えよう」 インフル療養中にひらめいた

2012年2月9日 紙面から

打撃練習を終えた筒香(右)にアドバイスを送るラミレス(左)と中畑監督=宜野湾市立野球場で

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 DeNAの中畑清監督(58)が8日、3年目を迎える期待のスラッガー、筒香嘉智内野手(20)に初めて本格的に助言。ノーステップ打法に取り組む筒香に対し、すり足でタイミングを取る打法をアドバイスした。効果は即表れ、フリー打撃で今キャンプ初の柵越え弾を引き出した。指揮官は、インフルエンザで休養中の4日間に筒香の好調時の打撃練習中の映像を見た。これがアドバイスの参考材料だった。

 「(高く足を上げてタイミングを取る)秋季キャンプの打撃は格好良かったぞ」と中畑監督は筒香に話しかけた。

 中畑監督の思いは、秋季キャンプで取り組んでいた足を上げて打つ打撃にあった。しかし、練習では良かったが、秋の実戦形式の練習で結果が出ず、改造を決意。12月の自主トレでバットを構える位置を高くしノーステップの打撃に取り組み始めた。だからこだわりはある。この日の話し合いの結果、ノーステップではなく、すり足でタイミングを取る打撃で両者が合意した。

 直後に出たバックスクリーンに飛び込んだ打球は、推定125メートル。終盤、1軍に昇格した40試合で8本塁打、22打点をマークした筒香らしい当たりだった。

 「まあ、いいんじゃないですか」と控えめに喜んだ筒香。続けて「監督は(宿舎の12階で)見ていてくれたんだな、と思いました。自分でも奄美キャンプのビデオを見てみたい」と話した。

 中畑監督は「ヒントととらえてくれたらうれしい。えいぞー(映像)。安定感が生まれたら3割30本100打点だよ」と、おなじみのダジャレを交えつつ言葉を弾ませた。 (後藤慎一)

 

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