経営破綻(はたん)した日本振興銀行が東京国税局の税務調査を受け、2010年3月期までの2年間で、約10億円の所得隠しを指摘されたことがわかった。関連企業に支払った業務委託費の一部について、実態がないと判断された模様だ。
経理ミスなどを含む申告漏れの総額は約37億円。重加算税などを含む追徴税額は約13億円に上るという。日本振興銀行の債権を管理している預金保険機構は「国税局の指摘に従い、納付を進めている」としている。
同機構や日本振興銀行関係者などによると、同行が関連会社を含む複数の取引先に支払った業務委託費約31億円と債務保証費約6億円の計約37億円について、過大な経費計上と指摘された。このうち約10億円については、実態がなく仮装・隠蔽(いんぺい)にあたると判断されたという。