興毅、４づくし防衛戦でＶ４だ！相手も“４の倍数”世界12位だ

　「ＷＢＡ世界バンタム級タイトルマッチ」（４月４日、横浜アリーナ）

　ボクシングの亀田ジムは８日、同ジムのＷＢＡ世界バンタム級王者・亀田興毅（２５）が同１２位のノルディー・マナカネ（２８）＝インドネシア＝と、４度目の防衛戦を４月４日に横浜アリーナで行うことを発表した。また、右目の負傷を理由に休養扱いの王者とされた同スーパーフライ級の清水智信（３０）＝金子＝と同級王者のテーパリット・ゴーキャットジム（２３）＝タイ＝の世界戦、亀田大毅（２３）＝亀田＝のノンタイトル戦も併せて行う方向で調整している。

【写真】亀田興毅、４度目の防衛戦は４・４横浜アリーナ

　“横浜の悪夢”とおさらばや！

　Ｖ４戦の会場が横浜アリーナに決まった興毅は「あんまりいいイメージがないねん」と打ち明けた。０６年に初の世界戦でファン・ランダエタ（ベネズエラ）を破ってベルトを奪取した記念の地だが、生涯唯一のダウンを喫するなど大苦戦した地でもあるからだ。

　以後は横浜を避けており、今回も昨年７月に弟の大毅が試合を行い「気に入った」福岡を希望していたが、年度初めの行事が集中する時期で会場を確保できなかったという。悪い記憶を消し去るため、「レベルの違いを見せつけて完勝する」とＫＯ勝利を宣言した。

　挑戦者マナカネは、ＷＢＡ同級暫定王者ウーゴ・ルイス（メキシコ）との指名試合の交渉が不調に終わり、急きょ決まった相手。２４勝１５ＫＯ１０敗１分けの戦績を残す右ボクサーファイターの印象を「筋肉ムキムキ。ガンガン来る感じ」と話したが、「（７連続ＫＯ中で）調子乗っとるから、シバいたらなあかん。インドネシア人やから、インドでねんねしーや」と笑い飛ばした。

　Ｖ４に成功すれば、次戦は「夏ぐらい」という。流れた指名試合が待っているが、「（５階級制覇でＷＢＯ同級王者）アルセと統一戦をやりたい。それは日本ではやらん。ロスかニューヨークや」と米国進出もブチ上げた。浪速乃闘拳が、豪快勝利で悪夢をアメリカンドリームに変える。


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