ここだけの秘密の恋の話

既婚、一児の母でありながら、これまた既婚者で年上の人との恋に落ちてしまった私‥。
もちろん周りには秘密。

いつか終わるその日まで、彼との出来事、私の思いを綴っていきます‥


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これは、私の右手。

朝、彼が書いてきた。

ふざけてるのか、
本気なんだか…



奥さんのおかしなメールがあってから、キスも、手も握ってない私たち。


なんとなく、情緒不安定な私。

彼も仕事で忙しそうで、
そっけない態度を取られたら嫌で、
つい、構えてしまう。


昼休み、
彼がカップラーメンを食べるっていうから、お湯を沸かしていた。

一緒に事務所で食べられるかな♪なんて思って。


彼が会社の電話から、どこかに電話。

声の調子で、すぐに、奥さんにだってわかった。

明日は、彼はまた、休日出勤の代休。
23日と合わせて、連休になる。
その話でもする気なのかな…

嫌だ。

誰よりも優しく、奥さんと話すのなんて、聞きたくない。

まだ沸かないのはわかってたけど、お湯を見る振りをして給湯室へ逃げた。

それでも、事務所から彼の声が聞こえるようで、耳を塞ぎたくなった。


お湯が沸いて、彼の電話が終わったみたいだったから、私と彼の分のカップラーメンにお湯を入れて、事務所に持って行った。

ラーメンが出来るまでの間、彼が「昨日、どこか行ったの?」と聞いてきた。

私「ユニクロ」
彼「俺のは?何にも買ってきてくれなかったの?」
私「奥さんに買ってもらえば!?」
彼「キツイこと言うな~」
私「だって…、奥さんがいるでしょ」

それから、彼は応接スペースで、私は自分の席で食べた。

とは言っても、私は、食べられなかった。


だんだん、涙が滲んできて

何度も、鼻をすすって
抑えても、抑えても、涙が溢れそうで、

彼が午後の仕事の話をしてきた時には、目にいっぱい涙がたまってたと思う。

彼は、それには触れなかった。


私、アンドロイドならいいのに。

感情なんて、なければいいのに。

心なんて、なければ、いいのに。


そんな思いばかりが、
ぐるぐる巡って、

涙がこぼれ落ちた。


トイレに行って泣こうか、
と思ったけど、

他の社員の人もいる昼休み
トイレを占領するワケにも、いかない。

バッグから車のキーを掴み
靴を履いて、事務所を出て、
車まで足早に歩いた。

歩きながらも、涙がポロポロ落ちた。

後部座席に乗って、
ドアを閉めて、
自分1人の空間で
声を出して泣いた。

涙も嗚咽も止まらなくて、
1人でしばらく泣いた。

彼の電話で

心が崩れたみたい。


アンドロイドになりたい。
心を捨てたい。



泣いて、泣いて

ひとしきり泣いたら、

少し落ち着いた。


誰かに会っても、
顔を合わせられないから、

うつ向きながら歩いて、事務所に戻った。

彼の横をうつ向いたまま、足早に化粧ポーチを持って、トイレに入った。

メークを直して、
気持ちを落ち着ける為に、
インスタントのカプチーノをカップに作りながら…

彼に、謝ろうと思った。

あんなキツイ態度を取ったこと。


彼の居る、応接スペースを足早に通り抜け、自分の席で、カプチーノを飲んだ。

彼は、昼休みだけど、片付かない仕事を処理していた。


カプチーノを半分飲んでから

「手伝いましょうか?」と、彼のところに行った。

彼と目があって、
きっと彼は、泣いていたのを気づいたはず。

仕事の話をしながら、
彼の耳元に近づいて
「さっきは、ごめんなさい」と囁いた。

彼「いや…。俺のせいで、また、ちぃちゃんに悲しい思いをさせちゃったから…」


その後、歯磨きをしている横に彼が来て

彼「どうして、俺には、そんなに素直なの?でも、すごいよ。よく頑張ったね。あとで、ご褒美あげるからね。」


すごいって言うのは、
多分、自分で気持ちを落ち着かせて、ごめんなさいって言えたことだと思う。


ご褒美は…

抱きしめられて、5日ぶりのキスでした。

キスしながら、
「偉かったね」と髪を撫でられて、
また、お姫様抱っこもされた。

お姫様抱っこしながらも、
ディープなキスをして。
なんか、変な感じ^_^;

ま、いいけど。



明日は休みで、声も聞けないな…


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