事件「辞めても受けられないのか」 生活保護訴訟で元組員主張2012.2.8 18:57

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「辞めても受けられないのか」 生活保護訴訟で元組員主張

2012.2.8 18:57 暴力団

 宮崎市の元暴力団組員の男性(60)が、生活保護の支給を認めなかった市の処分取り消しを求めた訴訟の控訴審第1回口頭弁論が8日、福岡高裁宮崎支部(横山秀憲裁判長)であり、意見陳述した男性は「暴力団に入ったら、辞めても生活保護は受けられないのか」と述べた。市側は「処分当時の男性は現役組員で資金もあり、保護の要件を満たしていない」として、請求を退けるよう主張した。審理は1回だけで結審、判決は4月27日に言い渡される。

 一審宮崎地裁判決によると、男性は暴力団脱退後の2010年1月に生活保護を申請したが、市は県警が組員と認定していたため却下。その後、入院時に一時支給したが、退院時に廃止した。宮崎地裁は昨年10月、「暴力団に所属して収入を得ていたとは認められない」として処分を取り消し、市側が控訴した。

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