2012年02月08日

巣鴨の蔦

/蔦@巣鴨にて醤油らぁ麺/すがもらーめん@巣鴨にてらーめん/中本亀戸にて北極やさいの麺少なめ/

 お昼は実父親のラーメン店復活に先駆けて1月26日にオープンした蔦@巣鴨(豊島区巣鴨)
 正式な屋号では冠に「Japanese Soba Noodles」と付きます。
 巣鴨駅周辺で一角だけ飲食店がない方角にぽつんとお店があって、間違えて他のラーメン屋に入ってしまう心配はありませんね。

 開店定刻に着くと5人ほど外待ちされていて既に繁盛店ですね、外待ちされているお客さんの後ろに続きます。
 店先にはラーメンメニューが用意されているので事前に食べる料理は決めて店内に入ります。
 メニューは醤油と煮干し、アルコール類は夜のみの販売、間違えずに食券を買って店員さんに渡し、まだ満席では無かったので奥から詰めて座ります。

 女性店員さんは身重でしたので店主の奥さんでしょうか、奥に9席、手前に2席のカウンターのみのこじんまりとした店内。
 座った席がちょうど店主さんの目の前で、茹で湯切りの所作が美しく、ラーメンが出来上がるまで見とれてしまいました。
 店主さんとは修行先の代々木のお店で一回か二回、お会いしたことがありますが、そつなく私の顔を覚えていてくれたのは嬉しかったです。

 事前に仕込んであるスープを人数分だけ雪平鍋に分けて暖めてから丼へ、丼は茹で湯と茹で湯の湯気で暖められています。
 さて、醤油らぁ麺750円
 レンゲが差してあればレンゲでスープを飲むことが多いですが、今日はレンゲを左指で押さえつけて、ドンブリに直接口をつけてスープを味わいます。

 真っすぐに醤油、それもこの世の中でこの醤油さえあれば他は要らないとばかりの醤油(説明では『小豆島古式天然醸造の生揚げ醤油』)。
 地鶏や昆布、秋刀魚節の出汁スープを遠く後ろへ置き去りにする圧倒的な醤油味わい、先ずはこの味できましたな。
 自家製の極細麺はたおやかすぎる食感、ここまで加水率が高いとほんのちょっとした気温や湿度の違いで茹で時間や温度を調整する必要があるのだろうけど。

 難なくこなしているあたりに血の良さを感じますね。
 低温調理の豚肩ロースのチャーシュー、極太メンマ、薬味ネギ、いずれもスープや醤油ダレの味を補完するだけのラインナップ。
 綺麗にまとめ上げってはいるけれど、店主さんの実力からしたらこの程度はまだまだブルペンでの投球練習程度か。
 ご馳走様でした、青は藍より出でて藍より青し、は少しお預けか。

 お昼はすがもらーめん@巣鴨(豊島区巣鴨)へ、JR巣鴨駅の繁華街側の入口あたりに大きな看板を掲げています。
 単に立地がいいだけでは繁盛しない世の中、味も値段も接客も要求される厳しい世の中。
 駅からお店に向かう30秒程度の時間で数人に先に入られてしまいました。
 「お引きください」と書かれている引き戸を引こうとしたら自動で開いて、見ると店員さんが開けて下さっていました。

 メニューはらーめん、チャーシューめん、とん塩らーめん、とん塩チャーシューめんの4種類、券売機で食券を買うとプラ券、色でメニューが分かる仕組みになっていますね。
 手前が3席、奥に19席も長いカウンター内の厨房では麺茹を男性店員さん(店主さんのようです)、盛り付けと配膳を若い女性店員さんがこなしていました。
 店員さんにプラ券を渡すと、座った席の前にある小さめのタッパに入れて厨房に持っていきます。
 タッパには番号が書かれているので、何番さんがどのメニューかが一目瞭然、そこまでしなくてもオーダーを覚えたらいいのにとは思いますが。

 そんなに待たされることなくらーめん700円、背丈のある白い丼で提供されました。
 『旨味たっぷりの特製豚骨スープに秘伝の醤油だれで味付けしたコクのある豚骨醤油らーめん。特製マー油・焦がしねぎが香ばしい。』とあり、看板に偽り無しの味わいです。
 中太麺はスープによく絡んでいてとても美味しいです。

 トッピングはチャーシュー、煮玉子、メンマ、モヤシ、ネギ、味玉と言わずに煮玉子というのは潔いです。
 ご馳走様でした。
 ああ、卓上にあるおろしニンニクと唐辛子をたっぷり入れて食べてみたい。

 夜は中本亀戸に行きました。
 会社を出た時に小雪がぱらついたので、駅から傘無しで行かれるお店に行こうとも考えたのですが、まあ、初志貫徹みたいなものです。
 その小雪が影響したのか、空き席が目立つ店内、店長さん、副店長さん、店員さんの黄金の3人体制でのお出迎え。

 今では町田店や大宮店がありますが、それまでは亀戸店は他の中本支店からぽつんと離れた場所にあって、流しの客とよりも地元の固定客向けのお店ですね。
 もう開店して4年以上経ちますが、未だ限定メニューを発売したことがありません。
 スタンダードメニューも滅多に増えず、そうなると大抵同じメニューを食べることになるのですが、今日はちょっと志向を変えて。

 スープは仕込んであるので待ち時間は麺の茹で時間とほぼ同じ、少し待って北極やさい900円の麺少なめ、単品麻婆豆腐120円を付けてみました。
 北極やさいは北極ラーメンのモヤシトッピングを外して味噌タンメンの煮込み野菜を乗せてあります。
 久しぶりの仕込料理、久しぶりに北極スープ、分厚い油の層が先ずは旨い。
 油の層を超えて辛味噌ダレのスープが続いて旨い、続けて辛子肉が旨い、最後にサッポロ製麺の中太麺が旨い。

 とは思ったけど、麺が信じられないほど細いのはなぜだろう、食べ慣れすぎてしまって細く感じてしまったのかも知れない。
 煮込み野菜はかなり煮込まれていてスープに溶けるような美味しさでした。
 麻婆豆腐も大きめの豆腐が入っていて美味しかったです。

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2012年02月07日

御徒町にて

/麺屋武蔵巌虎@秋葉原にて巌流島ら〜麺/中本御徒町にて塩スタミナラーメン/

 冬に降る雨は返って温かい。
 雪にならないわけだから気温が高くて当たり前か。

 夜は麺屋武蔵巌虎@秋葉原(千代田区外神田)、11店舗中8店舗目の武蔵に訪問です。

 店内に入るとすぐ右手に券売機、右側からこってり煮干しの巌流島ら〜麺、あっさり煮干しのら〜麺、自家製ラー油の濃厚辛つけ麺、煮干し豚骨の濃厚つけ麺、の四種類。
 トッピングは味玉、メンマ、チャーシュー、期間限定メニューは売り切れていました。
 麺屋武蔵は試食会でもやらないと既にラーメンフリークには見向きもされませんが、元々フリーク向けのラーメンでは無いのでこうして流行っている訳で。
 全戦全勝というわけにはいかないようですが、それでも打率はかなり高いですし、麺屋武蔵出身となれば一目を置かれているし。

 こんな夜でも8席と6席のカウンターのみの店内は満席店内待ち数人、三人の店員さんはしっかりとテーブルウォッチングできてるし。
 店内で立って待っている間に食券を引き取られ、麺量を聞かれますが並みで、モヤシの量も増やせるみたいですね。
 中盛、大盛が同額サービスでも初訪問では絶対に大盛にしません。
 ツイッターなどで顔を出さない頃から「ふらわさんですよね」とお願いしていないのに大盛サービスの憂き目に何度も合っているからです。
 気持ちはありがたいけど、私なりの予定があって並みにしているんだけどな。

 巌流島ら〜麺750円、並盛り。
 ってホントに並ですよね?ネットで見かけた写真とはまるで違うんですけど。
 私の記憶違いだと振り切って、モヤシをかき分けて麺を手繰ってみるとぶつぶつと小さい粉が練り込まれた極太麺、この「小さい粉」が説明書き無しでわかる人はラーメンを常食にはしてないでしょうね。
 それにしてもおいしい麺、お店が流行っているのもうなづけます。
 スープは濃度のかなり高い煮干し出汁、今のラーメン業界を象徴するような味わいに男性客ばかりです。

 トッピングは厚めのチャーシューとモヤシと薬味ネギのみ。
 背脂はかなり多かったけど後味がすっきりしていて、スープを飲む手がなかなか止まりません。
 ご馳走様でした。

 夜は中本御徒町、今夜は空いているだろうという予感があり、予感通り外待ち数人。
 廊下側に張り出されたメニューを見ながら、何を食べようかなあ、と考えます。

 いつも通りに店員さんが店先に出て来て並んでいるお客さんに食券を買うように勧めます。
 勧められるままに店内に入ると、いつも通りに元気一杯に店員さんのご挨拶、「こんばんわ」と私も挨拶しました。
 食券を買って再び外に並びますが、15分ほどで再び店内へ、店内で待つこともありますが今夜は待たずにカウンター席右側に案内されました。

 して、火木土のみ販売の塩スタミナラーメン850円、味噌タンメンスープ170円を付けてみました。
 中本にきているのに唐辛子入りのラーメンを食べないと意味ないじゃんと言われると、まさにその通りなのですが。
 一般的にスタミナとは言えはニンニクや豚バラ肉が多めに入っているメニューのことですが、中本のスタミナは中華餡がかかっているだけでニンニクや豚バラ肉が特別に多いわけではありません。
 逆に五目味噌タンメンの野菜がたっぷり入っているので、一般的には五目中華なんじゃないかと。

 キャベツ、モヤシ、ニンジン、ピーマン、キクラゲ、タケノコ、タマネギ、ニラ、スライスされたゆで玉子。
 塩気の効いたスープにとろんとした中華餡が美味しいですね。
 いつものサッポロ製麺の中太麺がいい感じでスープに合っていて、これまた美味しい。
 さらっと食べてしまってご馳走様でした。

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2012年02月06日

月見もりそば

/ゆで太郎神田駿河台下店にて月見ざるそば/中本池袋にて冷し味噌やさいの麺少なめ、野菜大盛/

 月曜日の朝はちゃんと起きられるだろうかといつも緊張する。
 先週の不手際を引きずったまま電車に乗ってこのままどこかに行ってしまえたらどんなに楽かと、、、いや、楽じゃないな。

 朝食はゆで太郎神田駿河台下店
 愛読しているラーメンブログ部の活動日誌で「節分祭でクーポンを配布している」と知り、食べに来ました。

 クーポンとは海老店150円、かき揚げ120円、コロッケ50円、そば大盛り100円のセットが二組、総額840円のサービス券のことです。
 オーダーは(食券制だけど)いつもの朝そば290円、かけ(かけそば)ともり(もりそば)が選べ、付け合わせの玉子は生玉子、温泉玉子、ゆで玉子から選べるので、「もりでなま」でお願いしました。
 これぞ月見もりそば、早く正式料理名にならないかなぁ。
 今朝はほくほくの揚げたてかき揚げにニンマリ、かつての品川店では毎回そうだったんだから、こっちでも頑張って欲しいです。

 夜は中本池袋へ。
 夕方までは野方の名店行く気満々でしたが、仕事が遅くなってしまいました。
 オレも仕事が、とか、家庭が、とか言い訳するようなジジイになっちまったんだな。
 こんな時間でも外待ちしているのが池袋店ですが、今夜は階段待ち無しでラッキー、店内待ちも無くて大ラッキー、店員さん全員に一斉に挨拶されて超ラッキー、お客さん全員の視線を浴びて泣きそう。

 食券を買ってかつてのモストバットシートへ、この席がモストバットか、ベストグッドになるかは店員さん次第なんですよね。
 コートをハンガーに掛けて、席に座って、鞄からマイエプロンを出して。
 お冷やを飲みながら、店員さんとお喋りをしながら、ラーメンの出来上がりを待ちます。

 しばらくして冷し味噌やさい950円の麺少なめ、野菜大盛60円
 冷し味噌やさいは五目味噌タンメンの野菜を冷し味噌スープで炒めてあり、メインの野菜はキャベツ、続けてモヤシ、ニンジン、玉ねぎなのですが。
 まあ、人間だから手元が狂うこともあるよね。
 バランス重視が信条なのに、今夜のは辛味と旨味が特出していて特別に美味しい、池袋には殆ど来ないので、たまたまではなくては方向性が変わったのかも知れませんね。

 あまりにも美味しいのでレンゲでスープを飲みながら野菜もすくって食べます。
 野菜を少し食べたら、麺を手繰ってたっぷりとスープに浸して、食いと食べればまさしく池袋の味。
 危なくスープまで飲み干すところでした、ご馳走様でした。

posted by ふらわ at 23:39| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記