※ すべての機能を利用するには、JavaScriptを有効にしてください。

ロシア軍用機5機 日本周辺を飛行

2月9日 4時2分

ロシア軍用機5機 日本周辺を飛行
K10058888511_1202090517_1202090521

8日、ロシアの軍用機5機が、日本列島付近の上空を半日にわたって飛行し、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進して追尾を行いました。
いずれも領空には侵入しませんでしたが、防衛省によりますと、複数のロシアの軍用機が同時に日本周辺を飛行するのは異例だということです。

防衛省によりますと、8日午前9時ごろ、ロシア空軍のTU95爆撃機2機とA50早期警戒管制機1機の合わせて3機が、山陰地方の日本の領空に接近したため、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進し、追尾を始めました。
その後、爆撃機はおよそ12時間にわたって日本列島に沿うように飛行を続けたほか、早期警戒管制機もおよそ9時間にわたって山陰沖の日本海の上空にとどまって周回し続けたということです。
また8日昼ごろには、ロシア空軍のSU24偵察機2機が、北陸から北海道にかけての日本の領空に接近したあと、数時間にわたって日本海上空を飛行したということです。
いずれも領空には侵入しませんでしたが、防衛省によりますと、複数のロシアの軍用機が同時に日本周辺を飛行するのは異例だということです。
また、日本周辺でロシアの早期警戒管制機が確認されたのは初めてで、防衛省は、ロシア空軍が、早期警戒管制機のコントロールの下、複数の軍用機を使って、より精度の高い偵察活動を行おうとした可能性があるとみています。