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2012年2月8日(水) 19:14 |
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ノリの色落ち、防止策の効果は
養殖ノリの色おちの問題で、香川大学はノリの色落ちを防ぐため、養殖ノリに必要な栄養分を補う実験を行っていますが、実験の効果を検証する分析が始まりました。
香川県水産試験場では、香川大学が実験で収穫した養殖ノリが持ち込まれ、分析が始まりました。 実験は、香川大学瀬戸内圏研究センターが、小豆島の内海湾で地元の漁協と協力して行っています。 ノリ網の周りをノリスカートと呼ばれる目の細かいネットで囲い、ノリスカートの中にノリの色落ちを防ぐ肥料を入れます。 肥料がノリスカートの中にとどまり、ノリに吸収されやすくなる仕組みです。 8日は、収穫の1週間前から毎日肥料をまいてきたノリと、通常のノリを分析しました。 色彩色素計という機械を使って色の状態を調べます。 色が黒くなるほど数字は小さくなります。 ノリスカートのノリは79に対して、通常のノリは90で、ノリスカートの方が数字の上では色が黒くなっています。 次にノリの細胞を顕微鏡で調べます。 800倍にした画像です。 左がノリスカートのノリ右が通常のノリです。 ノリスカートの実験は、3月まで続きます。 香川県水産試験場では分析結果をまとめ、ノリスカートの効果を検証していくことにしています。
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