8日午前9時15分ごろ、青森県むつ市の海上自衛隊大湊航空基地の滑走路で、訓練飛行中の哨戒ヘリコプター「SH-60J」=機長・関川覚3等海佐(50)=が横転してあおむけになり、搭乗員3人のうち航空士の長谷川健一海曹長(49)が軽傷を負った。海自は事故調査委員会を設置し、原因を調べている。
海自によると事故当時は吹雪。同機は雪が降る条件下で、滑走路上を低空飛行する訓練を行っていた。午前9時15分ごろ、無線で連絡が取れなくなったため、管制官らが滑走路を見たところ横転していたという。
海自は事故原因が分かるまで基地の同型機約10機の訓練飛行を自粛する。同機が所属する第25航空隊の岡田真典司令は「原因究明と再発防止に努める」とのコメントを出した。同機は護衛艦の艦載機。【高橋真志】
毎日新聞 2012年2月8日 19時52分(最終更新 2月8日 20時17分)